全13回
デザイン思考が日本企業でブーム的な動きを見せてから、数年が経過した。いまだにさまざまな議論を呼んでいる。イノベーションへの期待が高まるにつれ、デザイン思考を導入する企業が相次いだものの、なかなか社内に定着しないという例も少なくない。なぜ難しいのか。デザイン思考を定着させるために工夫する企業の取り組みを追った。
  • 第1回
    2018.12.25
    デザイン思考とは何か、なぜ必要か 「社内に浸透」わずか5%
    「デザイン思考を取り入れても、なかなか社内に定着しない」。デザイン思考が日本企業でブーム的な動きを見せてから数年が経過しているが、実を結ばず、定着しなかったケースも少なくない。なぜうまくいかないのか。
  • 第2回
    2018.12.26
    NTTコム、デザイン思考成功の鍵は「デザイン」を使わないこと
    デザイン思考を社内に定着させようとすると、さまざまな障害が立ちはだかるはずだ。最大の課題は、社内から賛同を得られにくいこと。プロジェクトメンバーはデザイン思考のメリットを十分に理解していても、社内の態度は冷たい。
  • 第3回
    2018.12.26
    ヤマハ、“デザイン思考プロジェクト”を発展的解消した狙い
    ヤマハは2013年7月に立ち上げたデザイン思考推進プロジェクトを、ビジネスプランの社内公募制度に吸収させる形で解消した。デザイン思考を草の根で学んだ社員たちが各部門に散らばり、ヤマハの社内にデザイン思考を根付かせている。
  • 第4回
    2018.12.27
    デザイン思考、中高生とのコラボで有効性を実感
    「新しい商品をデザイン思考で開発したいが、社内のリソースが乏しい」。こうした悩みを抱える企業は少なくない。社内のリソースを活用できないなら、外部のリソースに頼ることも一つの手段だ。タイガー魔法瓶やカシオ計算機は高校生とのコラボレーションに挑戦している。
  • 第5回
    2018.12.28
    デザイン思考、なぜヤフーで根付いたか 鍵はオフィス設計
    デザイン思考を社内に定着させるには、社員にデザイン思考の手法を学ばせるだけでは難しい。学んだ内容を生かすため、社員同士が自由に議論できる環境もつくる必要がある。加えて新入社員までデザイン思考を理解していれば、デザイン思考が企業文化として定着しやすい。ここまで来れば、強い組織になりそうだ。
  • 第6回
    2019.01.07
    特別対談 デザイン思考は強い企業をさらにバージョンアップする
    2014年春に「日経デザイン」誌上でデザイン思考について対談した元IDEO Tokyoの石川俊祐氏とTakram代表の田川欣哉氏。あの頃と比べて、社会や企業にデザイン思考はどのように浸透し、どんな変化があっただろうか。日本でデザイン思考が広く注目を集めるようになった今、2人が再び語った。
  • 第7回
    2019.01.08
    デザイン思考の「メソッド」だけが独り歩きしている
    伊ミラノと東京を拠点に活躍するビジネスプランナー、安西洋之氏は、デザイン思考は世界的にもブームになっているという。だが、日本のワークショップなどの現場ではメソッドばかりに目が行き、デザイン思考の本質までなかなか理解が進んでいないと危惧する。
  • 第8回
    2019.01.09
    デザイン思考 なぜ結果が出ないのか、専門家からの提言
    デザイン思考研究所(現アイリーニ・ユニバーシティ)の創業者、柏野尊徳氏。デザインマネジメントの専門家、田子學氏。2人の専門家に、デザイン思考に取り組む企業は増えているのに、なぜ結果が出ないのかを聞いた。
  • 第9回
    2019.01.10
    デザイン思考、“欧米型”をそのまま適用するのは無理があった
    立命館大学でデザイン科学研究センター長を務める八重樫文氏は、ビジネスパーソンがデザイン思考を身に付けるためには2つのことを実行すべきだと言う。美に対する感覚を磨き、社会で生きる自分を再考すること。さらには日本型のデザイン思考を考える時期に来ていると言う。
  • 第10回
    2019.01.11
    デザイン思考の次 生物の進化に学ぶ「進化思考」に注目
    「デザイン思考は、多様なアイデアを生み出すには良い方法だと思うが、最終的にどれくらい実現可能なアイデアが残るのか、疑問に感じている」とNOSIGNER代表の太刀川英輔氏は言う。デザイン思考の限界を乗り越えるものとして、生物の進化のプロセスに学ぶ独自の「進化思考」を提唱する。
  • 第11回
    2019.04.22
    デザイン思考だけでは、イノベーションにつながらない
    イタリアの伊ミラノ工科大学教授のロベルト・ベルガンティ氏は「意味のイノベーション」と呼ぶ考え方で多くの企業から注目され、欧州委員会のイノベーション政策にも関与している。著書『突破するデザイン』(日経BP)も話題になり、日本企業で講演する機会も多い。今回はベルガンティ氏にイノベーションについて聞いた前編。
  • 第12回
    2019.04.23
    「意味のイノベーション」で、問題の本質自体を改めて問い直せ
    イタリアのミラノ工科大学教授のロベルト・ベルガンティ氏は「意味のイノベーション」と呼ぶ考え方で多くの企業から注目され、欧州委員会のイノベーション政策にも関与している。著書『突破するデザイン』(日経BP)も話題になり、日本の大手企業で講演する機会も多い。後編では、いよいよデザイン思考の本質に迫る。
  • 第13回
    2019.06.03
    デザイン思考はビジネスパーソンとデザイナーの「共通言語」に
    「デザイン思考の普及でビジネスパーソンとデザイナーのコミュニケーションが進む」。こう話すのは米アドビシステムズのシニア プリンシパル デザイナーであるコイ・ヴィン氏だ。ビジネスパーソンとデザイナーの間にある「壁」がデザイン思考という「共通言語」の浸透で崩れていくと見る。

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