
海外翻訳 Fast Company ピックアップ
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- 第149回
- 2022.05.18
BNPLサービス花盛り 決済に加えマーケツールとして脚光を浴びる BNPL(Buy Now, Pay Later:後払い決済)サービスは米国で“クレジットカードキラー”として始まった。しかし、実はこのサービスが「フェイスブック広告・産業複合体」を回避する巧妙な策だったとしたらどうか? 米大手小売企業や沈黙を守る米アップルをはじめ、多くの企業がBNPLに大きな期待を抱くであろう理由がそこにある。 -
- 第148回
- 2022.05.11
広告界が米ネットフリックスに最後通牒か、「大胆になれ」 動画配信サービスの巨人がついに、これまでの方針を改め、広告に支えられた比較的安い料金で利用できる新たな視聴者層を迎え入れようとしている。企業と広告代理店はこの機会を実験の場と捉え、従来なかった新しい広告メディアを生成できるチャンスを見いだそうとしている。 -
- 第147回
- 2022.04.27
米ツイッター “マスク騒動”の渦中でも粛々と分散化を検討 米ツイッター社内に置かれている「ブルースカイ」と称される社内グループは、P2P(ピア・ツー・ピア)とフェデレーション(相互運用:複数のサービスで認証情報を共有すること)、ブロックチェーン(分散型台帳)の技術を交ぜたような、新しいネットワーク構造を模索している。 -
- 第146回
- 2022.04.20
メタバース本格化 仮想の土地とアバターがNFT市場をけん引 主役に異変?――。暗号資産とNFT(非代替性トークン)市場がけん引する形で発展し続ける「Web3(3.0)」だが、今のままでは勢いに陰りが生じるかもしれず、勢いを持続するには主役交代が望ましいかもしれない。次の主役として期待を集めるのは、メタバースなのだろうか? -
- 第145回
- 2022.04.06
Web3は“本物”か? ウィキペディア編集者が懐疑論の急先鋒に 次世代型インターネットの新潮流として今話題の「Web3(3.0)」。ウィキペディア編集者のモリー・ホワイト氏は暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)、DAO(分散型自律組織)関連のトラブルや事件をWebサイト上に記録することで、Web3の世界に是が非でも必要な監視人になっている。 -
- 第144回
- 2022.03.30
米スタンフォード大の新研究、AIの偏見問題はまだ消えていない 米スタンフォード大学が発表したAI(人工知能)に関する年次報告書は、AIに関するさまざまな形の研究とアプリケーションについて、現在の状況と抱えている課題、将来への展望などを描き出している。 -
- 第143回
- 2022.03.24
ウクライナ侵攻のTikTok動画、専門家でさえ真偽の判別が困難 米ハーバード大学の研究者がまとめた新たな報告書は、ロシアのウクライナ侵攻に関する誤情報が、TikTok上でなぜこれほど危険な形で拡散するのかを説明している。 -
- 第142回
- 2022.03.16
21年のIPO企業は赤字が続出 なぜVCはベンチャーに寛容だったか 過去の人気スタートアップ企業が続々と米国で大型IPO(新規株式公開)を果たしているが、業績を見るとまだ赤字を垂れ流しているところが多い。しかも、大半は黒字転換する日が来るのかどうかも分からない。このため、巨額の資金を投じてきたVC(ベンチャーキャピタル)のスタートアップを見る目が変わりつつある。 -
- 第141回
- 2022.03.09
ウクライナでの“戦争”が危険な局面に サイバー攻撃が深刻化? 米国政府と民間セキュリティー企業は米国企業に対し、ウクライナへの侵攻を契機にロシアが進めるであろうサイバー戦の作戦に対するデジタル防衛を、強化するよう迫っている。 -
- 第140回
- 2022.03.02
掲示板の米レディットはグーグルより優れた“検索エンジン”か? 米グーグルの検索が死にかけていると論じるブログ投稿がニュースサイト「Hacker News」のトップ記事に躍り出て、大きな議論に火をつけた。グーグル検索は本当に没落するのか……。 -
- 第139回
- 2022.02.24
医療用マスクに付ける10ドルのゴムバンド 再利用可で効果15倍に 優れた設計の再利用可能なゴムバンドを装着すると、普通の医療用マスクがN95マスク並みにぴったりフィットし、新型コロナウイルス感染症を広げる主因である飛沫を防止する効果が、従来の15倍と飛躍的に向上する。 -
- 第138回
- 2022.02.16
セレブの交流アプリ「Cameo」とは ライブ配信からNFTまで拡大 有名人(セレブ)が動画の個別メッセージを送ることでファンと直接結び付くことができるプラットフォームの運営会社Cameo──。2021年から、NFT事業やファンとの間のFace Timeコールの設定など、さまざまなサービスに一気に手を広げ、タレントにとってのワンストップショップになろうとしている。ファンを取り込む極意はどこにあるのか。 -
- 第137回
- 2022.02.09
米マイクロソフトが描くメタバース 7.5兆円買収の真意とは 米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収がなくても、米マイクロソフトはゲーム業界の有力企業だ。同社はさらに、仕事や生活の場で効率を求める際に不可欠な「Excel」や「Teams」のようなプロダクティビティーソフトウエアも支配している。これはメタバースの世界が実現した際に非常に強力な組み合わせになるかもしれない。 -
- 第136回
- 2022.02.02
米でApp Store1位に躍り出たLocket 隠れたトリックの活用が鍵 新しい写真共有アプリ「Locket」は、2022年になってすぐ、単に一時的に話題になっただけのアプリではない。スマートフォンに搭載されていながら最近見過ごされていた機能「ウィジェット」の正しい使い方を、理解して活用した優れものだ。 -
- 第135回
- 2022.01.26
生みの親がセカンドライフに復帰 「害のないメタバース」目指す 2000年代初頭に一世を風靡した仮想空間「セカンドライフ」を提供する米リンデンラボが今、巨大ハイテク企業に支配されるメタバースに代わる存在として、自社を位置付け始めた。そんな中、創業者のフィリップ・ローズデール氏がアドバイザーとして戻ってくる。セカンドライフは現在のメタバースに対して、何を目指すのか。 -
- 第134回
- 2022.01.19
22年「クリエイターエコノミー」5つの予想 トレンドと問題点は いわゆる“クリエイターエコノミー”がこの数年で爆発的に拡大した。この動きは一過性のものなのか? あるいはヒットクリエイターが続々と登場し続けるのか? 次はいったい何が起きるのかを5つのポイントで予想した。 -
- 第133回
- 2022.01.13
2022年、米国の買い物現場はこうなる 「3つの変化」に注目 買い物の現場を消費者にとってさらに使いやすくするため、米国では事業者が新しい技術を駆使してさらなる変革を推し進めている。2022年の注目技術は、テキストメッセージを使ったショッピングサービス、ネット上のどこでもワンクリックで注文できるシステム、パッケージされていない野菜などにも対応した無人レジシステムである。 -
- 第132回
- 2022.01.05
人工衛星上に工場を建設 地球では作れない素材を宇宙で生産 新しいスーパー素材があれば、タービンを大きくでき、データセンターが効率的になり、インターネット通信が速くなる可能性さえある。 -
- 第131回
- 2021.12.22
シリコンバレーの誰もが絶賛する3000ドルのハイテクベッド 24人以上のハイテク企業創業者が計1億5000万ドル(約165億円)を超す米エイトスリープの資金調達に参加した。温度調節と睡眠データ、ゲーム化を提供するベッドが心底気に入ったからだ。この高機能・高価格ベッドの一体どこがすごいのか? -
- 第130回
- 2021.12.15
ルルレモンvsペロトン スポーツウエアをめぐる訴訟合戦の内側 5年間ブランドコラボレーションを推進してきた2つの人気ブランドが、袂(たもと)を分かつことになった後、特許侵害をめぐり激烈な法的バトルを繰り広げている。新しい収入源を模索する過程で、提携相手が競合企業に進化したからだ。ブランド同士の関係構築は、昔からそうだったが今日でも簡単には解決できないほど、難しい課題なのかもしれない。 -
- 第129回
- 2021.12.08
スタバとアマゾン初の共同店舗、スタバ側のメリットは何? 今回の共同店舗についてファスト・カンパニー記者のマーク・ウィルソン氏は、米スターバックスが“あくどいキツネ”を鶏小屋に招き入れてしまったのと同じと見ている。スタバの判断は正しかったのか。確かめるには少し時間が必要かもしれない。 -
- 第128回
- 2021.12.01
米Pinterest特命チームの内側 動画ショッピングの未来を創造 日本でも勢力を伸ばし始めた画像・動画共有サービスの「Pinterest」。米ピンタレストの社内プロダクトインキュベーター「TwoTwenty」は、「Pinterest TV」のような新たなアイデアを生み出し、実際に構築する任務を負っている。 -
- 第127回
- 2021.11.25
グルメECの米ゴールドベリー 動画配信で「匠の料理のQVC」に 米ゴールドベリーは1000軒近いレストランが参加するECプラットフォームになった。今度はこれらのレストランがショッピング可能な動画を制作するのを支援したいと考えている。 -
- 第126回
- 2021.11.17
28億円赤字オールバーズのスニーカーはなぜ投資家を魅了するのか サステナビリティー(持続可能性)の追求は常に、米オールバーズにとって最も重要なことだった。その追求は、普通に考えれば収益確保への道のりを遅らせかねない。しかし、投資家は同社がいずれ黒字に至ることに懸けている。 -
- 第125回
- 2021.11.10
米国のサブスクの草分けが事業売却、盛衰の10年間から学べる教訓 サブスクリプション型ビジネスの草分けと呼ばれる米バーチボックスが、新興企業に買収された。浮沈を繰り返した10年の歳月から学べることは何か。成功するためには、サブスクモデルの採用だけでは不十分で、技術やコンテンツなどによって異なる付加価値を加える必要がある。 -
- 第124回
- 2021.11.04
あの任天堂ピクミンが復活 ポケモンGo開発会社と強力タッグ 米ナイアンティックと任天堂が新たに市場に投入したAR(拡張現実)ゲーム「ピクミンブルーム」は、大ヒットした「ポケモンGO」とは多くの点が異なるばかりか、正反対を志向している面も多い。何より、多くの人がもっと楽しめる散歩に出かけるようにしたいと思っている。 -
- 第123回
- 2021.10.27
YouTuberの古い動画に220億投資 謎の企業、米スポッターの狙い ロサンゼルスに本社を構える新興企業スポッターは2019年に限定的に事業を立ち上げ、既に2億ドル(約220億円)以上の資金を“クリエイターエコノミー”につぎ込んだ。これから、その額を倍増させたい考えだ。 -
- 第122回
- 2021.10.20
話題の「メタバース」フェイスブックの宣伝が逆効果になる? AR(拡張現実)とVR(仮想現実)業界は既に、期待先行とその後の失望のサイクルによって出来上がる被害に数回、遭ってきた。米フェイスブックはこうした被害を業界に再びもたらす新たなサイクルをつくっているのかもしれない。 -
- 第121回
- 2021.10.13
ストリーミング戦争の裏でハリウッドに忍び寄る大規模ストの足音 「Disney+(ディズニープラス)」や「Netflix」「Hulu」「HBO Max(マックス)」といった動画配信サービスが、加入者を獲得しようとして、主に米国で厳しい戦いを繰り広げている。その華やかさに隠されてはいるが、実はハリウッドで働く労働者の間で、大規模ストライキへの動きが高まっている。 -
- 第120回
- 2021.10.06
手本は昔の百貨店 EC革命に乗り出す米スティッチ・フィックス ファッション用品のオンラインショッピングの在り方は、この20年間、ほとんど変わっていない。だが、2011年創業の新興勢力である米スティッチ・フィックスは、百貨店の店員が顧客位一人ひとりに合わせて商品を提案してきたやり方を手本に、「変わるべきだ」と考えている。 -
- 第119回
- 2021.09.30
他の小売り大手に続き、「後払い」決済への賭けに打って出るイケア スウェーデンの家具大手イケアが「BNPL(Buy Now, Pay Later)」ブームに乗り、安価なアイテムを後払いで買うのを容易にしようとしている。これは実際、消費者に恩恵をもたらす施策と言えるのか? -
- 第118回
- 2021.09.22
「ハイブリッドワーク」の王者へ 米ズームが事業拡大へ攻勢 ビデオ会議サービス「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、リモートワークの普及によって大きく飛躍した。今、人々が職場へ戻ったときのために、事業構造を再設計している。狙っているのは、米スラック・テクノロジーズや米マイクロソフトの縄張りだ。 -
- 第117回
- 2021.09.15
アスリート御用達のマッサージガン企業、メンタルヘルスへ進出 米Hyperice(ハイパーアイス)はレブロン・ジェームズや大坂なおみ、パトリック・マホームズといった著名な“投資家”を擁するマッサージガン企業だ。今回のリブランド戦略によって同社は、総合的なウエルネス企業に変貌を遂げるシグナルを送っている。 -
- 第116回
- 2021.09.08
AIが作り出すディープフェイクでヒュー・ジャックマンと共演!? イスラエルのスタートアップ企業D-IDは写真に命を吹き込むAI(人工知能)で世界を“ハリーポッター化”したいと考えている。新作SF映画の「レミニセンス」で自分だけの予告編を作り、このAI技術を試してみてはいかが? -
- 第115回
- 2021.09.01
NFT本格普及の立役者に 「NBAトップショット」に8250億円の価値 「NBAトップショット」を立ち上げてから1年足らずで、運営会社の米Dapper Labs(ダッパー・ラボ)の企業価値が75億ドル(約8250億円)以上に膨らんだ。ブロックチェーン技術を活用することで、これまで容易にコピーができたデジタルデータに唯一無二の資産価値を付与する「非代替性トークン(ノン・ファンジブル・トークン、NFT)」を、主流の座に押し上げている。 -
- 第114回
- 2021.08.25
猛威振るうデルタ型、独ビオンテックが新ワクチンを作れる理由 「メッセンジャーRNA(mRNA)」ワクチンの利点は、素早くアップデートできる能力があることだ。ワクチンメーカー各社は最初に開発した新型コロナウイルスワクチンに自信を持っているが、ウイルスの変異に伴い、ワクチンにも変化が必要になってきている。 -
- 第113回
- 2021.08.18
シリコンバレーから逃げる技術者 シカゴがユニコーン輩出拠点に 米シカゴ市長のロリ・ライトフット氏は、シリコンバレー(SV)から逃げ出している技術者を招き入れ、「ハイテク業界の人材・スタートアップ企業・投資」に優しい場所として、シカゴの評判を高め、新たな地位を築こうとしている。 -
- 第112回
- 2021.08.04
東京オリンピックでこれほどネオンカラーを見かけるワケ 米ナイキは2021年に開催される新しいオリンピックのために、20年に用意した古いデザインを再利用したくなかった。ナイキの決断により次に起きたことが何だったのか、紹介しよう。 -
- 第111回
- 2021.07.28
デザイン専門家6人が選んだ! 「史上最高の五輪ロゴ」ベスト4 これまで開催されてきたオリンピックには、公式ロゴが存在する。それらの中には、開催期間前後だけにとどまらず、エキサイティングなブランドとして定着したものもある。6人の著名グラフィックデザイナーに、オリンピック史上最も優れた公式ロゴを特定してもらった(実際のロゴデザインは文末の「オリジナル記事はこちら」からご覧いただけます)。 -
- 第110回
- 2021.07.21
競技用シューズは“男性志向”の慣行 陸上界の女王が自ら突破 東京オリンピックにも出場する米国の陸上選手、アリソン・フェリックス選手の新会社セイシュは、これまでスポーツの世界を動かしてきた“男性志向のシューズ企業”に代わる存在になることを目指している。