
海外翻訳 Fast Company ピックアップ
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- 第192回
- 2023.03.28
OpenAI社長「真のミスは対応の遅さ。今は巻き返し中だ」 「ChatGPT(チャットGPT)」の開発元である米OpenAIの共同創業者で社長でもあるグレッグ・ブロックマン氏が米ファスト・カンパニー誌の取材に応じ、政治的な偏向をめぐる批判や胸が躍るAI(人工知能)の進歩について語った。 -
- 第191回
- 2023.03.22
ショッピング版TikTok? 米国を席巻する「Temu」とは何者か 中国発の越境ECアプリは、今はやりの「ショッパーテインメント(娯楽性にあふれた買い物)」と中国などの工場から直接届く格安商品の“洪水”を武器に米国市場に殴り込み。連邦や州政府による対中国政策が厳しくなろうとしているにもかかわらず、その地位を確立しようとしている。 -
- 第190回
- 2023.03.14
なぜ今、課金モデル? ツイッターとメタが探る、広告の限界線 多くの商品で値上げが続き、折しも消費者の財布の中身が四方八方から圧迫されている中、米メタ・プラットフォームズが運営するFacebookとInstagramが、他社に続き、かつて無料だった機能についてもユーザーに課金し始めた。なぜ今、課金に踏み切るのか? -
- 第189回
- 2023.03.07
AI生成コンテンツがトム・ハンクス出演映画で初の「主役」を獲得 世界中で話題を集めたディープフェイク動画「DeepTomCruise」などを作った英メタフィジックが、トム・ハンクスとロビン・ライトが再び共演するハリウッドの新作映画「Here(ヒア)」で、AI(人工知能)生成コンテンツについに主役を演じさせる。今後のAI生成コンテンツの可能性を広げる取り組みだ。 -
- 第188回
- 2023.02.28
2月6日に何があったのか? グーグル、大慌てのChatGPT狂騒曲 ハイテク界の巨大企業の関心は、プロダクトをユーザーのためにきちんと作ることに向けられると期待したいところだが、実際は必ずしもそうではない。今回はChatGPT(チャットGPT)を意識し過ぎて、プロダクトの質よりも自社のPRの機会を優先したようだ。 -
- 第187回
- 2023.02.21
ティファニーがナイキと戦略的コラボでZ世代を開拓 LVMHの深謀 企業やブランド同士のコラボレーションはごまんとあるが、米ティファニーと米ナイキのパートナーシップは、他の組み合わせよりも際立つために必要な要素を十分に持っている。 -
- 第186回
- 2023.02.15
広告主がTikTokにお金をつぎ込むワケ 米政府の禁止論は無関係? 広告主は一般的に、自社の広告が世間で物議を醸すことは避けるし、政府や裁判所といった強い“権力”と正面から衝突はしたがらないものだ。しかし、ショート動画をはやらせた立役者であり、中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」については、例外を設けているようだ。 -
- 第185回
- 2023.02.08
NYタイムズスクエアの巨大広告 誰でも15秒40ドルは高いか安いか 「これは世界最大のソーシャルフィードだというのが我々の見方だ」――。個人でも指定の動画を流せる巨大ビルボードが、消費主義の事実上の発祥の地である米国ニューヨークに誕生した。 -
- 第184回
- 2023.01.31
米大型書店チェーンがまさかの大復活 アマゾン危機経て原点回帰 何年も店舗を閉鎖し続けるなど、ある意味、音沙汰のなかった有名書店チェーンの米バーンズ・アンド・ノーブルが、2023年に、30店の新規出店計画と新しいイメージをひっさげ、カムバックを果たそうとしている。 -
- 第183回
- 2023.01.24
マーケターの4割が広告会社をクビに? 波乱の23年の乗り切り方 広告業界で長いキャリアを培い、今は自ら創業した独立系広告会社を経営する “業界のベテラン”であるポール・ベナブルズ氏に、広告ビジネスはどうやって2023年を乗り切るべきかを聞いた。 -
- 第182回
- 2023.01.17
クリエイター経済、2023年に注目すべき4大トレンド キュレーター経済の台頭から短編動画によるショッピングまで、さらに成長が見込めそうなクリエイター経済を形作るトレンドを、2023年を見据えて紹介する。 -
- 第181回
- 2023.01.10
熱狂的なAIブームの渦中で、クリエイターが静かな抗議行動を起こす 人間による作品であることを示すハッシュタグが一種の無言の抗議になった。そして世界中のコンセプトアーティストやイラストレーターが、AI(人工知能)による生成画像の氾濫に対して、「ときの声」を上げる事態になっている。 -
- 第180回
- 2022.12.27
ペプシの大失態を描いた番組から、マーケターは多くの教訓を学べる 有名なマーケティングの失敗例を題材にした米ネットフリックスの人気ドキュメンタリーは、企業のCMO(最高マーケティング責任者)や広告会社のクリエーティブディレクターにとって、ただ一気に視聴するだけではなく、じっくり参考にすべき番組だ。 -
- 第179回
- 2022.12.20
アレクサやエコーなどが米アマゾンの業績の足を引っ張った理由 端末などのハードの研究・開発を継続するコストは、確かに高くつく。しかし、米アマゾンの端末事業が抱える問題は、単なるコスト高というよりもはるかに根が深い。事業が肥大化する一方で、機敏に動くスタートアップと競争しなければならない状況にある。 -
- 第178回
- 2022.12.12
GAFAが置き忘れた“事実”を思い出させる愛らしいロボット登場 著名な工業デザイン会社が開発したロボットアシスタント「ウィンク」は、「自撮り棒」のような外観ながら生き生きした動作を繰り出し、音声アシスタントにはない「人間らしさ」を醸し出す。同時に、人間同士の会話に何が重要だったのかを、思い出させてもくれる。 -
- 第177回
- 2022.12.06
「Web3は全くウェブではない」 Web生みの親が第3レイヤー構築中 我々にワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を与えてくれた米国のティム・バーナーズ・リー博士が「ソリッド」について語る。個人がオンラインデータを保管し、かつ選択的にシェアする私的な場所を、万人に与えるという野心的な計画だ。 -
- 第176回
- 2022.11.29
米FTXの破綻がマーケにもたらす教訓とは 過剰広告へのリスク 伝説的なコメディー俳優を2022年の「スーパーボウル」のテレビCMに起用した暗号資産交換業大手の米FTXトレーディングが、11月に経営破綻。その後、CM内でFTXなどの「歴史的発明」に懐疑的な態度を取った俳優、ラリー・デヴィッドが「正しかった」というミーム(ネット上で拡散する話題)がネットを揺るがした。暗号資産関連企業が打ったこのテレビCMは、ハイプ広告(過剰な宣伝)がブランドにもたらす巨大なリスクを浮き彫りにした。 -
- 第175回
- 2022.11.21
米アップルが広告事業で失態 まさかの“方向転換”の布石なのか 消費者のプライバシーの擁護者を自負し、そのために自社の製品やサービスの改革を進めてきた米アップルが最近、広告事業で失態を見せた。消費者のプライバシーを損ないかねない広告ビジネスへの注力は、これまでの姿勢で勝ち得てきた消費者からの“信頼”を失いかねず、大きなブランド毀損リスクを伴う。 -
- 第174回
- 2022.11.14
ブータン王国が、国を挙げてのリブランディング その理由とは ヒマラヤ山脈の小国ブータンが国家ブランディングのために採用した新しいスローガンとロゴは、観光振興キャンペーンと国家的アイデンティティーの間の線引きを曖昧にする。かつそのための費用対効果も曖昧のままだ。 -
- 第173回
- 2022.11.08
米マクドナルドや米ペプシがTikTok向けオリジナル曲を作る理由 多くの企業・ブランドが熱を上げる最新のTikTokブームは何か? 企業やブランド独自の曲を作ることだ。ただ、ヒット曲は登場しているものの、同時にそれが“ものの数日”しか続かないという課題も浮き彫りになっている。 -
- 第172回
- 2022.11.01
AIによる画像や動画の生成が企業のブランドを毀損する!? Web上を駆け巡って素材をかき集め、学習し、指定の条件にあった画像を生成する「DALL・E2」のようなAI(人工知能)イメージングツールは既に当たり前に使われつつあるが、企業にとって新たな機会と厄介な問題を生み出している。 -
- 第171回
- 2022.10.25
ジム・コリンズ氏に聞く「米パタゴニアの株式譲渡が重大な理由」 『ビジョナリーカンパニー』の著者であるジム・コリンズ氏は、1980年代後半から米アウトドア用品大手のパタゴニアを観察してきた。そして今、同社の最近の抜本改革を、もし成功すれば、他の創業者にも刺激を与えるかもしれない「壮大な素晴らしい実験」と呼んでいる。 -
- 第170回
- 2022.10.18
米ウォルマートのバーチャル試着が劇的進化 フィット感まで再現 米ウォルマートは既に、顧客が多様なモデルに洋服を着せた様子を見られるようにしている。今度は特殊なセルフィー(自撮り写真)に本物らしいアパレルを着せたイメージを見せてくれる。 -
- 第169回
- 2022.10.11
図らずも敵に塩を送り続けるInstagram TikTokのロゴを“拡散” TikTokのロゴは、昨今の“デジタル文化”において最も認知度が高いロゴの一つになった。部分的には、図らずもTikTokを宣伝した競合他社のおかげだ。 -
- 第168回
- 2022.10.05
米インスタカート 大型投資なしでスーパーをスマート化へ 新型コロナウイルス感染症の拡大と軌を一にして、個人配達事業主を活用した食料品の即日配達サービスで成長し、広く知られるようになったインスタカート。2022年内に、米カリフォルニア州アーバインにおいて、通信網に完全につながったコネクテッド店舗をオープンする。 -
- 第167回
- 2022.09.27
民泊をショールーム化 家具をその場で買える新サービスが台頭 民泊仲介大手である米エアビーアンドビーの宿泊施設や貸別荘といった多くの短期レンタル施設がネットワークされ、商品を展示するための新たなショールームになった。「ネーティブリテール」をうたう新興企業、米ミノアンのおかげだ。 -
- 第166回
- 2022.09.20
「メタバース」という言葉は、米アップルの拒絶で歴史の片隅へ これまでの米アップルの歴史に照らしてみると、アップルは現在、メタバースと呼ばれている事象について、「メタバース」という言葉を使わない公算が大きい。実際そうなれば、この言葉自体が立ち消えるかもしれない。 -
- 第165回
- 2022.09.13
アマゾンが「監視映像」だけの動画番組をスタート その目的とは 米アマゾン・ドット・コムは新番組「リング・ネーション」で、ポップカルチャーを活用して悪名高い監視用ドアベルを軽い娯楽のネタに変え、人々の間から監視されているという意識をなくそうとしているのかもしれない。 -
- 第164回
- 2022.09.06
もうアバターは1つでいい オープンメタバースを目指すRPMの挑戦 複数のゲームやプラットフォームを行き来できるアバターを提供しているエストニア企業のレディ・プレーヤー・ミー(RPM)は、さまざまなクリエーターが構築した複数のメタバースの世界をユーザーが行き来できる世界、つまりオープンワールド型のWeb3.0の世界へ未来が向かうことに、大きく賭けている。 -
- 第163回
- 2022.08.30
「インスタはFBの二の舞になる」 トップクリエイターが警鐘 Instagramで一躍名を馳(は)せてから10年以上たった今、アンバー・フィラーアップ・クラーク氏のヘアケア商品は、化粧品専門店セフォラで一番の売れ筋商品になっている。そして事業主になったその他大勢の「第1波」のインフルエンサーと同様、クリエーター経済に再投資している。 -
- 第162回
- 2022.08.23
リテールメディアが急成長 アマゾンとウォルマートの金鉱脈に 米アマゾン・ドット・コムは今や、米グーグル、米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)に次ぐ第3位のデジタル広告プラットフォームに躍り出ている。しかも同社の広告事業は、個人情報保護の問題に直面してこれまでのような急成長が見込めそうにないグーグルやメタと異なり、急成長している。 -
- 第161回
- 2022.08.16
Facebookの方向転換で、今の姿のSNSは恐らく廃れようとしている 「Facebook」が「TikTok」風プラットフォームへと変貌を遂げることは、これまで人々から広く支持を集めていた「ソーシャルネットワーキング」の終わりの始まりを告げているのかもしれない。 -
- 第160回
- 2022.08.10
インフルエンサーはもう下火、これからはオーセンティシティー 企業のマーケターはインフルエンサーを登用したキャンペーンを減らし、オーセンティシティーを発揮できるという理由で、「リアル」な人たちの手によるユーザー生成コンテンツを活用すべく、売り込んでいる。 -
- 第159回
- 2022.07.27
「アマゾンで偽レビューを書く」という “急成長ビジネス”の内側 米アマゾン・ドット・コムが、まん延する偽レビューに対して、攻撃に転じた。この“慣行”を専門とする1万以上のフェイスブックグループを、本社のある米ワシントン州の裁判所に提訴し、取り締まりにかかった。だが、提訴が認められたとしても、偽レビューが根絶されるわけではない。顧客自身が身を守る手立てを考える必要もある。 -
- 第158回
- 2022.07.21
米ウーバーのブランドがこれほど愛されないワケ 消費者心理に関する新たな研究で、米ウーバーテクノロジーズが、対象となった全ブランドの中でも、「ハイテク・通信」企業の中でも、ともに最下位近くにランキングされた。配車サービスの利用者はウーバーから見捨てられたように感じているのかもしれない。かつては値ごろで便利だったウーバーが、今ではただ便利なだけだからだ。 -
- 第157回
- 2022.07.13
新興アパレルのSHEINに米スレッドアップがケンカをふっかけた訳 ファッション業界のプレーヤーがこれほど大胆に同業他社を批判するのは珍しい。中国発のSHEINが成長のために推し進める過剰消費と使い捨てファッションは、ファッション業界の未来を暗くするものだという強い確信が、この批判の裏にある。 -
- 第156回
- 2022.07.06
イケアの最新アプリ、居間の家具を「消して」配置ができる新機能 スウェーデンの家具大手イケアが、強力なユーザー体験を提供するアプリを通して、散らかった家の中を、流行を扱う雑誌にも載せられるような模様替えのための真っ白なキャンバスに変える。 -
- 第155回
- 2022.06.29
米コカ・コーラ、 “製品”にQRコードを付け世界で1つの戦略実施へ 世界トップクラスの広告主である米コカ・コーラ。広告持ち株会社WPPと手を組み、世界市場を1つのマーケティング戦略でカバーし、実行する体制を整える。「オープンX」という専属組織と、今後3年で全ブランドのすべての“包装”に付けられるQRコードが、そのための武器となりそうだ。新たなブランドの成長に拍車をかけられるのか──。 -
- 第154回
- 2022.06.22
ミュージカルで訴える米メタvs米アップル “奇妙”な広告戦争とは 600万ドル(約8億1000万円)もの広告費を投じた米メタ・プラットフォームズの奇妙な広告攻勢は、ここで訴求されるメッセージが社会に浸透するかどうかに、メタの社運がかかっているかもしれないことを、今さらながら強く物語っている。 -
- 第153回
- 2022.06.15
米国で爆発的ヒットのピザ 背景に奇跡のコラボマーケティング ドージャ・キャットとタコベルとメキシカンピザ──。米国で爆発的な大ヒットを生んだこのセレブとブランドの出合い、つまり“接合”を、「別の形で再現することはできそうにない」と思った人は、確かに正しい。だが、この出合いとヒットから、マーケティングについての教訓を学ぶ方法はある。