米ファスト・カンパニー

米ゴールドベリーは1000軒近いレストランが参加するECプラットフォームになった。今度はこれらのレストランがショッピング可能な動画を制作するのを支援したいと考えている。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)の中、多くのレストランが米ゴールドベリーのプラットフォームを活用して、調理済みの食事やミールキットを顧客に届けることができた(写真/Shutterstock)
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)の中、多くのレストランが米ゴールドベリーのプラットフォームを活用して、調理済みの食事やミールキットを顧客に届けることができた(写真/Shutterstock)

 米ゴールドベリーCEO(最高経営責任者)のジョー・アリエル氏は、2013年に匠(たくみ)とも称される職人の料理のマーケットプレイスを立ち上げ、ニューオーリンズの有名レストラン「コマンダーズ・パレス」のガンボ(スープ料理)からニューヨークの「アイバン・ラーメン」の麺料理まで、あらゆるものを全米の美食家に届け始めた。そのとき、あるアイデアを売り込むためにケーブルテレビ局フードネットワークに接触した。

 「フードネットワークか、どこかの古いフード系メディアが素晴らしいパートナーになると考えた」とアリエル氏は振り返る。「そうしたパートナーは、視聴者がゴールドベリー経由で注文して食べられる料理を紹介できる」。

 話し合いは全く実らなかった。その一方で、ゴールドベリーは食の世界で次第に有力なプレーヤーになっていった。全米50州のレストランやデリ、ベーカリーなどの商品を販売する同社のECプラットフォームは、20年に売上高を4倍に伸ばした。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)中には、レストランにとってゴールドベリーが特に重要なパートナーになった。レストランは店舗が閉鎖されているときに、調理済みの食事やミールキットを顧客に提供することができたからだ。20年は数百軒のレストランが同社プラットフォーム経由で料理を販売し始め、参加店舗数が1000軒に迫り、そのうち数十軒はゴールドベリーで7ケタ(約1億1000万円)以上の収入を稼いだ(ゴールドベリーは21年5月、発展途上から成長軌道に乗りつつあるスタートアップが資金を調達する段階を意味する「シリーズC」の資金調達ラウンドで、米スペクトラム・エクイティを筆頭とする投資家連合から1億ドル[約110億円]を調達した)。

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