12分間で100万ドル コロナ禍の制服「ナップドレス」の驚異(画像)

米ヒルハウスは、新型コロナウイルス感染拡大下の“隔離”生活で、センセーションとなったドレスを発売した。そして今、パンデミック(世界的な大流行)後にも成長し続ける計画を立てている。

服を着たまま昼寝し、無意識の中で宙に浮かんでいるイメージ(写真/Shutterstock)
服を着たまま昼寝し、無意識の中で宙に浮かんでいるイメージ(写真/Shutterstock)

 この商品を取り上げたインスタグラムインフルエンサーの投稿を見たとき、私の関心を引いたのは、その名前、「ナップドレス」だった。昼寝用のドレスという意味である。

 新型コロナウイルスのパンデミックを生き抜く日々の疲れに対処するため、私はよく昼寝をする。そんな中、昼寝から起きてそのままZoomの会議に出られることを約束してくれる、ヒルハウスホームという名のブランドのドレスがこれだった。すぐに納得した。私は即座に125ドル(約1万3100円)でドレスを買い、この8カ月間というもの、ほぼ毎日着ている。

昼寝からZoom会議まで1着でOK

 私一人ではない。ナップドレスが発売されたのは2年前だが、パンデミック中に大ヒットし、ヒルハウスの成長を飛躍的に加速させた。軽いコットンドレスは5種類のスタイルをそろえており、価格は70ドル(約7350円)~150ドル(約1万5750円)。すべてが、胴回りがゆったりした作りと段々のスカート、ドラマチックな袖を特徴としている。そう、米国中の女性が英作家ジェーン・オースティンの小説のヒロインを思わせるようなドレスを着てパンデミックを過ごしてきたのだ。

 この1年、ヒルハウスは需要に追いつくのに苦労してきた。2020年2月10日にナップドレスの最新コレクションを発表したときには、最初の12分間で100万ドル(約1億500万円)相当の在庫が売れ、初日が終わるまでに19年通年の実績を上回る売り上げを稼いでいた(ちなみに、ものの数時間で売り切れてしまったために、私は欲しかった緑のドレスを買えなかった)。

このコンテンツ・機能は会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
3
この記事をいいね!する