米ファスト・カンパニー

広く尊敬される作家ジム・コリンズ氏が『Beyond Entrepreneurship』の改訂版を出版した。本誌ファスト・カンパニー編集長によるコリンズ氏へのインタビューをお届けする。

見たこともないことを実現するために挑戦する起業家精神を象徴するイメージ(写真/Shutterstock)
見たこともないことを実現するために挑戦する起業家精神を象徴するイメージ(写真/Shutterstock)
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 ジム・コリンズ氏は『Build to Last(邦訳:ビジョナリーカンパニー―時代を超える生存の原則)』や『Good to Great(邦訳:ビジョナリーカンパニー2―飛躍の法則)』を書く前に、『Beyond Entrepreneurship(邦訳未刊、起業家精神を超えて)』を上梓(じょうし)している。1992年に初版が出版された同書は、コリンズ氏がウィリアム・ラジアー教授とともに米スタンフォード大学経営大学院で教えた講座から生まれたもので、米ネットフリックス創業者のリード・ヘイスティングス氏のような起業家に愛される静かな人気書になった。

 2020年12月、コリンズ氏は『Beyond Entrepreneurship2.0(BE 2.0)』を上梓(じょうし)した。新しい章やエッセーを盛り込んだ「アップグレード」版と呼ぶ作品だ。新著にはコリンズ氏が「マップ」と呼ぶものも含まれている。30年間の研究を濃縮したフレームワークで、永続する企業を築きたい起業家や企業を導くことができるガイドのようなものだ。

 コリンズ氏は本誌ファスト・カンパニー編集長のステファニー・メータによるインタビューで、同氏と共著者のラジアー氏は、例えば企業の目的や「ステークホルダー(利害関係者)資本主義」など、今日の企業経営者が唱えている多くのテーマを強調したと指摘する一方、「build to flip(売り払う目的で会社をつくる)」のメンタリティーに対して警鐘を鳴らした。またBE2.0のことを「愛情の行為」、2004年に死去したラジアー氏への敬意と描写している。

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