ディープラーニングに代表される機械学習が、数式が苦手な人でも“ざっくり分かる”短期集中連載講座。第5回は代表的な機械学習アルゴリズムのうち、従属変数が2値変数の分類モデルを確率化する「ロジスティック回帰」を解説する。
ロジスティック回帰
ロジスティック回帰とは、過去のデータを基にしてある事象が起こる確率を予想し、その確率が閾値を超えたかどうかで、クラスを判定するアルゴリズムだ。線形回帰に似ているのだが、線形回帰では従属変数(y=ax+bの「y」のこと)が量を表しているのに対し、ロジスティック回帰では、従属変数が2値変数(例えば、「賛成か反対か」「ありかなしか」)であるという違いがある。従属変数が2値変数、つまり0か1のどちらかになるような場合、線形回帰で回帰式を求めようとしても、うまく当てはまらない。こうした場合、線形の回帰式の代わりに、ロジスティック関数を当てはめる。このロジスティック関数のパラメーターを求めるアルゴリズムが、ロジスティック回帰だ。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー