高速・大容量、低遅延などをメリットとする5G(第5世代移動通信システム)だが、実現には課題も少なくない。トラフィックの大幅な増加に伴い、アンテナの無線ユニットや基地局をどうすべきか。7回目では技術的な面の新開発や検証について追った。

NECが開発した5G向け無線ユニットの基板写真。「十字」のアンテナ素子の周囲に放熱用の金属版が並んでおり、放熱の効果を高める構造にしている(写真提供/NEC)
NECが開発した5G向け無線ユニットの基板写真。「十字」のアンテナ素子の周囲に放熱用の金属版が並んでおり、放熱の効果を高める構造にしている(写真提供/NEC)

 5Gのネットワークを運用するに当たり、重要な点の一つがアンテナ部分を収めた基地局の無線ユニットだろう。大容量の高速通信を目指すとなると、消費電力が膨大になり、回路などから大量の熱が発生するからだ。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
この記事をいいね!する