さらにアマゾンではスマートホーム製品を対象とした認定プログラム「Works with Alexa」も実施している。これは、製品の応答性、信頼性、機能性を向上させることを目的としたもので、アマゾンの認定テスト部門が認定審査とテストを実施する。製品が認定されると、製品に「Works with Alexa」のバッジ(ロゴ)を提示できるようになる。こちらも直近1年間で、認定デバイス数は300%の伸びを示しているという。

生活支援サービス事業者もエコシステムに取り込む

 また講演では包括的なスマートホームサービスの例として、ソニーネットワークコミュニケーションズの「MANOMA(マノマ)」を紹介した。これは、「機器とサービスが連動しながら日々の生活をサポートし、新しいライフスタイルを提案するサービス」(同社)で、Alexa対応の「AIホームゲートウェイ」や「室内コミュニケーションカメラ」、スマートフォンで鍵の開閉を操作できる「Qrio Lock」、落とし物を見つけやすくするスマートタグの「Qrio Smart Tag」などで構成される。

 説明に登壇したソニーネットワークコミュニケーションズの担当者は、「MANOMAのサービスコンセプトは、『セキュリティ』『自動化』『ニューライフスタイル』だ。室内コミュニケーションカメラを用いた監視や不審者侵入のアラートといった機能から、音声による戸締まり確認、帰宅時に合わせて室内の温度/湿度を最適化するといった機能を提供する」と説明する。

 さらに今後は、家事代行やハウスクリーニング、ペットサービス、介護、宅食サービスなど、生活支援サービス事業者との連携を視野に入れているという。具体的には、あらかじめ登録した事業者の訪問時には遠隔操作でドアを解錠したり、室内コミュニケーションカメラを介して生活支援サービス事業者にリアルタイムで指示を出したりといった具合だ。なお、こうしたサービスは、19年2月の提供開始を予定しているという。

 最後にラウシュ氏は、「音声認識は始まったばかりの技術であり、進化の1日目だ。普及するためには、多くの人が実際に体験し、その利便性と可能性を感じてほしい」と訴求し、講演を締めくくった。

ダニエル・ラウシュ氏の講演には多数の聴講者が詰めかけた
ダニエル・ラウシュ氏の講演には多数の聴講者が詰めかけた

(写真/新関雅士、鈴木恭子)