数値の平均を求める関数。基本的な使い方に加えて、仕事に役立つ実例と注意点を紹介する。
数値の平均を求めるAVERAGE(アベレージ)
数値の平均を求める「AVERAGE」関数。売り上げや利用者数の平均値を求めるのに利用する。合計(SUM関数)の次に使用頻度が高い関数だろう。数値は255個まで設定できる。よく使う関数のため、すぐに使えるよう、リボンにボタンが設置されている。
書式
書式 AVERAGE(数値1,数値2,…)
数値1(必須) 平均を求める数値をセルやセル範囲で指定する
数値2(省略可) 平均を求める数値をセルやセル範囲で指定する
基本的な使い方
B8セルに4月から8月までの来場者数の平均を表示してみよう。「数値1」にB3~B7の範囲(B3:B7)を指定すればよい。「数値1」には連続したセル番地だけでなく、例えば長い休みのある月以外だけの平均を求めたいなら「=AVERAGE(B3,B5:B6)」とする(4月、6月、7月を指定)。個別のセルとセル範囲を組み合わせて指定することも可能だ。
【仕事での使い方】月ごとの販売台数の平均を調べる
各月の販売台数の平均をG3セルからG5セルに表示したい。「数値1」に、計算対象のセル範囲を指定するだけで、すぐに平均が表示できる。
AVERAGE関数の意外な落とし穴が「0」の扱い。セル範囲の文字や空欄は計算対象にならないが、「0」は対象になる。未入力の意味で「0」を入力すると、結果がおかしくなるので注意しよう。