表中の指定したセル内のデータを取り出す「INDEX」関数。大きな表からデータを転記するのに役立つ。基本的な使い方と仕事に役立つ実例を紹介する。

表からデータを取り出すINDEX(インデックス)

 大きな表から指定したセルのデータを別の場所に表示したいケースは多いはず。そんなときはINDEX関数を活用したい。セル内のデータが数値でもテキストでも取り出せる点も便利だ。

 INDEX関数の使い方のポイントは、下記の書式にあるように表を「範囲」で設定し、データを取り出すセルを「行番号」と「列番号」で指定すること。Excelがもともと持っているセル番号(B2などと表記する)でデータを取り出すセルを指定するわけではない。

 具体的には「範囲」で選択した表に対して、数値で行と列を指定する。なお、行と列がゴチャゴチャになることが多いが、行は縦、列は横となるので覚えておきたい。

書式

書式 INDEX(範囲,行番号,列番号)
範囲(必須) データを取り出す範囲を指定する
行番号(必須) データを取り出す行番号を数値で指定する
列番号(必須) データを取り出す行番号を数値で指定する

基本的な使い方

 下図を例に、六本木店の集客数をD3セルに転記する場合を考える。まずは「範囲」の設定だが、表はA3セルから始まってB8セルまでなので、「範囲」には「A3:B8」と記載する。

 六本木店の集客数は、範囲設定した表の4行目(上から4番目)、2列目(左から2番目)のセルから取り出すので、「行番号」には「4」を、「列番号」には「2」と記載する。これでD3セルに六本木店の集客数である「11,582」と表示される。

集客一覧の表の中(A3セル~B8セル)で、上から4行目、左から2列目のセルのデータを取り出す
集客一覧の表の中(A3セル~B8セル)で、上から4行目、左から2列目のセルのデータを取り出す

【仕事での使い方】倉庫内に保管された荷物を調べる

「棚」と「倉庫」のセルに入力した行・列番号の位置にある荷物名を表示してみよう
「棚」と「倉庫」のセルに入力した行・列番号の位置にある荷物名を表示してみよう

 複数の倉庫と各倉庫内の複数の棚に荷物を保管しており、それぞれ倉庫の番号と棚の番号で保管した荷物をまとめた表があるとしよう。この表を使って、特定の倉庫の棚に何が保管されているかについて調べる仕組みをINDEX関数を使って作ってみよう。

 上の図では、B2セルとB3セルに棚の番号と倉庫の番号を指定すると、その荷物の内容がB4セルに表示される。ここでは3行2列目のデータ(つまりF5セルの「乾物」)を表示している。

 B4セルにINDEX関数を使う。その書式はINDEX(E3:G8,B2,B3)となる。「範囲」で表の部分を設定(E3:G8)し、「行番号」と「列番号」にはそれぞれB2セルとB3セルに入力し、数値を指定する。ここではB2セルに「3」、B3セルに「2」と入っているので「乾物」がB4セルに表示される。これが「4」と「3」だったら「玩具」と表示される。

ここでは棚のB2セルに「3」、倉庫のB3セルに「2」と指定したので、表中の3行2列目にある「乾物」が表示される
ここでは棚のB2セルに「3」、倉庫のB3セルに「2」と指定したので、表中の3行2列目にある「乾物」が表示される
例えば棚のB2セルに「4」、倉庫のB3セルに「3」と入力すると、表中の4行3列目の「玩具」がすぐに表示される
例えば棚のB2セルに「4」、倉庫のB3セルに「3」と入力すると、表中の4行3列目の「玩具」がすぐに表示される