
全8回
CEOが明かす ブレークスルーの瞬間
今、成功している企業やブランドには、そこに至るまでにどのような困難とブレークスルーの瞬間があったのか。その最前線で指揮を執ったCEOに取材。その軌跡を明らかにすることで。ブレークスルーを生み出す条件を探る。
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第1回2018.10.16ヤッホー社長が語る廃業危機 星野リゾート社長の一言で涙の発奮大手4社が圧倒的なシェアを占めるビール業界にありながら、それらとは一線を画したクラフトビールで13年連続成長を続けるヤッホーブルーイング。看板商品「よなよなエール」を軸にクラフトビールメーカートップを走る同社には業績不振による廃業の危機とそれを打開して独自の進化を遂げたブレークスルーの瞬間があった。
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第2回2018.10.16熱狂顧客が1%いればいい ヤッホー社長を変えた三木谷氏の手紙「日本で新たなビール文化を作る」をコンセプトに星野リゾートの星野佳路社長が創業したヤッホーブルーイングだったが、地ビールブームに巻き込まれ、ブームの終えんをきっかけに業績が低迷。その同社が熱狂的なファンを獲得してV字回復する原動力となった、楽天市場への出店には運命的な瞬間があった。
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第3回2018.10.1911期連続増益の快進撃社長 「リーダーの決定は反対されて当然」求人や住まい、クルマ、旅行、美容ヘルスケアといった領域を中心にライフメディアプラットフォームを運営している、じげんの業績が絶好調だ。2018年3月期の営業利益は34%増だった。創業以来11期連続での増収増益の背景には、08年に社長に就任した平尾丈氏による業態転換というブレークスルーがある。
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第4回2018.10.19「お金がない!」不自由を感じた少年期に起業家目指す求人や住まい、クルマ、旅行、美容ヘルスケアといった領域を中心にライフメディアプラットフォームを運営している、じげんは2006年の創業以来11期連続で増収増益を達成している高収益・急成長企業だ。社長の平尾丈氏は株式上場を果たすに当たって、利益率より成長率を重視する決断を下した。
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第5回2018.10.29大赤字でも社員の危機感ゼロ メガネスーパーV字回復の現場改革僅か5年前。メガネスーパーは倒産寸前の境目をさまよっていた。そこに舞い降りた再生請負人が、星崎尚彦社長。就任後、3年足らずで8年連続赤字の最悪期を脱し、黒字転換を果たした。なぜ瀕死の会社はよみがえったのか。決してマジックではない、星崎氏が心血を注いだ現場改革の凄みを追った。
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第6回2018.10.30V字回復メガネスーパーが「大手リラクゼーション店」になる日倒産寸前だったメガネスーパーを再浮上させるため、自ら現場に乗り込んで社員の意識改革を進めた星崎尚彦社長。ついにビジネスモデルそのものの大転換に踏み込んだ。メガネを売るだけではなく、「眼の健康」を売るアイケアカンパニーへの脱皮だ。メガネ一式の単価は格安チェーンの3倍以上、それでも売れるワケとは?
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第7回2018.11.01ユニクロ目指す人気焼肉店 元営業マンがつかんだ繁盛への突破口岩手県南部のブランド牛「いわて南牛」を中心に、独自の熟成法でうまみを増した「門崎(かんざき)熟成肉」を看板メニューに持つレストラン「格之進」。代表取締役の千葉祐士氏は、一代で年間9億円を稼ぎ出すまで格之進を育て上げた。そのブレークスルーにつながるヒントは、ユニクロと牛肉の塊にあった。
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第8回2018.11.05店舗を“ディズニー”化 客の回遊狙う人気焼肉店「格之進」岩手県南部のブランド牛「いわて南牛」を中心に、独自の熟成法でうまみを増した「門崎(かんざき)熟成肉」を看板メニューに持つ門崎の焼肉店「格之進」。カキやウニとのコラボ料理や、フランス発祥の加工料理までメニューを広げる一方、千葉祐士(ちば ますお)代表取締役は「肉のテーマパーク」という事業構想を進めている。