クリエイティブ領域におけるAI(人工知能)活用の最前線を追う本特集。第4回は、プロダクトや建築のデザインにAIを活用する事例を取り上げる。AIは、人間の想像を超える形状を生み出し、デザインの見方そのものを変えようとしている。
複合施設「SHIBUYA CAST.」のファサード。独自開発したプログラムでシュミレーションした、風に揺れる木の葉の動きなどをアルミ製のフィンで表現した
プロジェクト名/SHIBUYA CAST.
マスターアーキテクト/日本設計
ランドスケープ・ファサードデザイン監修/noiz
写真/川澄・小林研二写真事務所
プロダクトや建築の分野で、コンピューターに自動計算させたデザインが注目を集めている。こうした計算シミュレーションによってデザインを生成する手法をジェネラティブデザインやコンピュテーショナルデザインと呼ぶ。これらの手法では、最初にいくつかの条件を設定し、事前に決めたアルゴリズムに従ってコンピューターが計算を繰り返し形を求める。人間の想像や常識を超える形が生成されることから、デザインにイノベーションを起こす可能性があると期待されている。これらも広い意味でのAIの活用と言える。
建築デザイン事務所のノイズ(東京・目黒)は、建物やインテリアのデザインにコンピュテーショナルデザインを活用し、ユニークな形状を提案している。
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爆発的な進化を続けるAI(人工知能)は、商品のコピーライティングーやCM映像の制作、建築物の設計、デザインなど、人にしかできないと考えられてきた創造的な作業や分野をも「自動化」の対象にし始めている。現在のAIではどこまでが可能になり、何が苦手なのか。最先端の取り組みを取材し、AIによるクリエイティブ支援の最前線を明らかにする。
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