AI(人工知能)などのデジタル技術を駆使して、大きな社会課題の解決に挑む若き起業家たちにフォーカスする特集の第2回。今回は、別名「人材道場」と呼ばれている三井物産プロジェクト本部や米ハーバード大学ビジネススクールなどでビジネスを学んだエンジニアを紹介する。ハーバード時代にスタートアップ企業、米Natureを立ち上げた塩出晴海氏だ。AIを活用して快適性を損なわずに電力を制御し、世界が抱えるエネルギー問題の解決に挑む。

「自然と社会の調和をビジネスの力で実現するグローバル企業を作りたい」
こう語るのは、米ハーバード大学ビジネススクール在学中の2015年、ボストンでスタートアップ企業Natureを立ち上げた35歳の塩出晴海氏だ。現在は、「クリーンで分散化したエネルギー」の普及を目指している。まず取り組んでいるのが、既存家電のIoT化。その先に家庭のエネルギー需要の最適化がある。
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