毎年11月11日「独身の日」のダブルイレブンショッピングデーは、商品の配送を支える物流企業があってこそ。前回の記事ではその代表格として菜鳥網絡(ツァイニャオ)を紹介したが、この他にも中国には成長著しい物流ユニコーンが数多く存在する。
2019年10月21日、中国の民間シンクタンク胡潤研究院(Hurun Research Institute)が「2019年胡潤グローバルユニコーンリスト」(以下、グローバルユニコーンリスト)を発表した。胡潤研究院は中国のユニコーンインデックスを計6回発表しているが、グローバルユニコーンリストを発表するのは今回が初めてとなる。
今回のグローバルユニコーンリストには、世界合わせて494社のユニコーンを集録しており、そのうち中国が206社、米国が203社。両国合わせて世界のユニコーンの8割ほどを占めていることになる。地域別に見ても、北京がユニコーンを最も輩出している都市となり、その数なんと82社。その次にサンフランシスコ55社、上海47社、ニューヨーク25社、杭州19社と続く。
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