さまざまな移動手段を統合して次世代の交通サービスを生み出す「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」。MaaS実現の先にある未来を他産業の専門家と探る本連載の第6回。今回は、日本マイクロソフトが掲げる働き方改革とMaaSの驚きの接点を探る。
モビリティ革命「MaaS」がもたらす社会的インパクトは移動にまつわるものだけではない。あらゆるモビリティのモードを超えてシームレスな移動を提供するMaaSの実現に至る過程やその先には、他産業のビジネスモデルと連携しながら、まちづくりの在り方が大きく変わり、人々の暮らしがダイナミックに刷新されていく可能性を秘める。
2018年7月、MaaSへの取り組みに本格的に参戦したのが、IT業界のビッグプレーヤー、日本マイクロソフトだ。MaaSの専門チームを立ち上げ、クラウドプラットフォームの「Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)」の活用を軸とした市場創造を仕掛けている。その旗印となるコンセプトが、「働き方改革とMaaSの融合」だ。あらゆる企業が取り組む社会課題と、MaaSはどのように関わるのか。同社のMaaS兼Smart Buildingソリューション本部の清水宏之専任部長に話を聞いた。
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