※日経トレンディ 2018年10月号の記事を再構成
「バイヤーズグランプリ」(日本アクセス)の入賞商品や編集部が選んだ注目商品から、2018年下半期にブレイク必至の食品を予測する本特集。2回目は、「家庭で作れない味」を手軽に実現できるキッコーマンの「超生姜焼のたれ」と、牛乳いらずのルウタイプシチュー「まるごとミルクのクリームシチュー」(エスビー食品)を取り上げる。注目の理由は、単なる時短ではなく、特別な調理ができる点や不満を網羅的に解消した点だ。

■「バイヤーズグランプリ」ランキング
「バイヤーズグランプリ」とは?
大手食品卸の日本アクセスが7月に開催した展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。Mart読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」の“プロ版”で、この企画にエントリーした87の新商品を、流通各社の食品バイヤーが試食して投票。加工食品、嗜好飲料、冷蔵、冷凍食品、アイスの5部門で得票数の多い順にランキングした。日本アクセス、流通専門誌「DIAMOND Chain Store」と、日経トレンディのコラボ企画。


超生姜焼のたれ(キッコーマン)
パンチの効いたショウガ感で従来品を凌駕
多量の具材で、家庭では作れない味を提案

豚肉のショウガ焼きは、家庭の食卓で出現頻度が非常に高い肉メニュー。しかし、市販のショウガ焼きのタレ購入率が1割と低く、キッコーマンは「付加価値を高めれば伸びしろはある」と考えた。同社が調べたタレを使わない理由とは、「自分で簡単に作れる」「ショウガの風味が弱い」など。そこで具材をたっぷり入れて、単なる時短ではなく特別な調理ができるタレを目指したのが「超生姜焼のたれ」だ。
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