綜合警備保障(ALSOK)は警備員のノウハウを生かした、ディープラーニング活用による万引き予知の実証実験に約10社と一緒に取り組んでいる。教師データは実際の万引き犯の動画像。ガードマンが万引き犯の動作のどこに注目しているのか、学習済みモデルを開発する際に生かしている。

ディープラーニングを活用して万引き犯を検知する
ディープラーニングを活用して万引き犯を検知する

 量販店や高級スーパーなどの店舗における万引きを未然に防ぐことを目指す。ディープラーニングのアルゴリズムは、AI専業のパークシャ(PKSHA)テクノロジーが提供する業界や用途特化型のディープラーニング技術を用いた画像識別エンジン「Vertical Vision」を活用している。

 ALSOKの警備員のうち、保安警備の業務に従事している人には、万引き犯を見分けるノウハウがある。万引き犯のどこの動作に着目するのかというものだ。

 ALSOKセキュリティ科学研究所長 執行役員待遇の桑原英治氏は「当社には門外不出のノウハウがあり、万引き予知の学習モデルの構造設計に生かしている。きょろきょろした目だったり、手の動きだったり、こういうやつは怪しいというのは万引きGメンの頭の中にノウハウが入っている。映像のどこに注目したらいいのかポイントがある。今回、ディープラーニングの学習済みモデルを開発する際に、こうしたノウハウを生かした」と話す。