ファナックはAI(人工知能)スタートアップ企業Preferred Networksと組み、ディープラーニングを活用したロボット向けアプリケーションを発売した。「ディープラーニングを使えば部品のバラ積み取り出しが100%成功する」とは保証できないなかで、顧客にどんな価値を提供できるか模索の真っ只中だ。

 「ディープラーニングとは何か?」と、世界最大の産業用ロボットメーカー、ファナックはこの3年間学び続けた。教師は「天才集団」と評されるAI(人工知能)スタートアップ企業Preferred Networks(PFN、東京・千代田)。逆にPFNはファナックからロボットを徹底的に学んだ。2018年4月、ディープラーニングを活用したロボット向けアプリケーションの発売という形で互いの努力が結実した。

 「この2~3年、当社はPFNさんと協業しながら、AIの知見や知識を吸収していき、PFNさんは機械の知見や知識を当社から学んできた。両社にとってとても貴重で、なくてはならない時間だった」

 こう話すのは、ファナック 取締役専務執行役員/研究統括本部長の松原俊介氏だ。松原氏は「PFNさんは天才集団で、実際の機械にもすごく興味を抱いている。実際の現場に行かないと、真の課題は分からないことをよく認識している」と評価する。

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