「スマホの次」に来るデバイスとして注目されるスマートスピーカー市場において、LINEは「LINE Clova」シリーズを発売し、米アマゾン・ドット・コムや米グーグルといった世界的な強豪と競っている。その差異化として同社が力を入れるのが「キャラクター化」だ。実現へはディープラーニングの活用が鍵を握る。

「Clova Friends mini(ドラえもん)」(C)Fujiko-Pro(左)、「Clova Friends mini(MINIONS Bob)」(中)と「Clova Friends(MINIONS Kevin)」(右)TM&(C)Universal Studios
「Clova Friends mini(ドラえもん)」(C)Fujiko-Pro(左)、「Clova Friends mini(MINIONS Bob)」(中)と「Clova Friends(MINIONS Kevin)」(右)TM&(C)Universal Studios

 「ぼくドラえもん」と書くと、特徴的な語り口がすぐに思い浮かぶ人は多いだろう。ドラえもんに限らず話し方にはその人となりが表れ、好きになるきっかけにもなる。

 LINEはClovaシリーズを「便利なエージェント」としてだけではなく、利用者が愛着を持って接することができるデバイスとしての「キャラクター化」を推し進めている。すでにLINEのオリジナルキャラクターに加えて、ドラえもんやミニオンズといった広く支持されているキャラクターを採用したスマートスピーカーを発売している。

孫の声のスマートスピーカーも実現へ?

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