かつて炭鉱の街として栄えた福岡県田川市にあるクリーニング店が2018年7月、AI(人工知能)を活用した無人受付を始めた。顧客がテーブルに洋服を置くだけで、AIが洋服の種類を識別して料金を算定する。店を運営するのは田川市で8店舗を展開し、従業員が25人の中小企業、エルアンドエー。開発担当者は副社長の田原大輔氏だ。

クリーニング店のAI無人受付システムを開発したエルアンドエー副社長の田原大輔氏
愛用するMacBook Proと米グーグルのディープラーニング用開発ソフト「TensorFlow」を使って開発した。顧客の利用状況を学ぶためのアルファ版との位置付けだが、「ディープラーニングとは何か」を学び始めて3年弱で提供開始にこぎ着け、「開発費は50万円もかかっていない」(田原氏)というから驚きだ。将来はクリーニングの無人店舗の開発を目標とする。
テーブルに服を置けば自動判別
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