米シアトルでAI(人工知能)を活用して新市場を開拓するスタートアップが急速に増えている。今回紹介する地元で注目の各社に共通するのが、マイクロソフト(MS)やアマゾン・ドット・コムなどテック大手で得たスキルと人脈にAIを掛け合わせて、新市場を創り出していることだ。各社とも日本市場への進出に意欲を見せる。

米テキストio創業者CEOのスナイダー氏(シアトル市内のオフィスにて)
米テキストio創業者CEOのスナイダー氏(シアトル市内のオフィスにて)

 スタートアップについて独自に集計したデータベースを提供している米クランチベースの集計・分析によると、シアトルで「AI」や「マシンラーニング」に取り組む企業で高い評価となっている1社が米テキストioだ。創業者CEO(最高経営責任者)のキエラン・スナイダー氏は「AIによる特定分野における文書作成支援というこれまでにない新しい市場を創ったので、評価されているのでは」と分析する。

 テキストioのプロダクトは「Textio Hire」と呼ぶWebベースのサービスで、新たな人材を探している企業の人事部や事業部門が想定ユーザーだ。AIを活用し、自社の要望に合う人材を雇うために最適な文書の作成を支援する。スナイダーCEOは「私たちのビジョンはシンプル。ビジネスにおいて人々は文書作成にすごい時間をかけている。であれば、似たような文書を学習して、効果のある文書をより簡単に作成できるようにしたいと考えた」と説明する。