
- 全4回
躍進! ソニーのアニメ戦略
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- 第1回
- 2018.08.21
アニメ事業を「手本」とするソニー 目指せ!リカーリングビジネス 来春には2期連続で過去最高の営業利益を達成するのが確実視されるなど、ソニーの業績が好調だ。けん引するのは「ゲーム事業」と、スマートフォン向けイメージセンサー(CMOS)が主力の「半導体事業」。しかし、目立たないが、最近のソニーの業績を下支えし、かつ将来の可能性を期待されている事業がある。それが、ソニーのアニメ事業だ。ソニーの中でのアニメ事業の位置付けやその特徴、今後の展開などを追った。 -
- 第2回
- 2018.08.22
アニプレックスの長期多メディア戦略 “寿命10年”ヒットを実現 ソニーグループのアニメ事業好調を支えるのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント子会社のアニプレックス(東京・千代田)が輩出してきたアニメ作品群。テレビアニメシリーズ、映画、ゲームなど複数のメディアをまたぎ、長期にわたって新作を投入し続けることで、同じシリーズのファン層を拡大し、ヒットにつなげてきた。 -
- 第3回
- 2018.08.23
「Fate」「物語」シリーズ、ソニーがヒットアニメを連発する理由 ソニーグループのアニメ企画・製作会社アニプレックスは、長く愛されるアニメシリーズを数多く制作してきた。直近では、アニメ、映画、ゲームと多面展開している「Fate」シリーズから派生したスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』が国内累計1300万ダウンロードを突破する大ヒット。アニプレックスおよびソニーグループの利益拡大に貢献した。同社はなぜヒットを出し続けられるのか。その理由を、岩上敦宏社長の話を軸に解き明かす。 -
- 第4回
- 2018.08.24
アニマックス ユーザーの嗜好の多様化にオリジナル強化で対抗 アニマックスブロードキャスト・ジャパン(東京・港)は、ソニーグループの中で衛星放送やケーブルテレビ(CATV)への配信を中心にアニメ作品の流通を担い、視聴可能世帯数首位の地位を維持してきた。しかし、ユーザーの嗜好の多様化などで、その地位が揺らぎつつある。同社はどのような対抗策を講じ、今後の生き残りを図ってソニーのアニメ事業に貢献するのか──。滝山雅夫社長の話を軸にその動きを明らかにする。