顧客から驚くほど熱い支持を集める中国・平安保険の戦略を探る、ビービット藤井氏による寄稿の第3回。同社のデータ活用の強みは、顧客体験管理プラットフォーム「LCCH(= Life Customer Contact History)」によりもたらされている。主に「タイムライン」「ペルソナ」「ティップス」の3つの機能で構成される。

中国・平安保険のWebサイト
平安保険が提供する「平安一账通(平安ワンアカウントアプリ)」というアカウント管理アプリでは、平安に関わるすべてのサービスを統合的に管理することが可能である。保険、銀行、投資などの情報は、このサイトで一元管理できる。こうした「ID統合」は、日本でも進んでいるが、平安保険は2008年の時点でこの方針に振っていたため、統合の苦労はほとんどなかったという。
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