武蔵野美術大学は2019年4月、「造形構想学部」を新設する。新たに創設する「クリエイティブイノベーション学科」に加え、既存の造形学部に所属していた映像学科を移籍した2学科で発足する。さらに大学院にも「造形構想研究科造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース」を新設する。

武蔵野美術大学では、定期的に社会人向けの大学院の新コースの説明会を開いているが、関心の高さと手応えを感じているという(写真提供/武蔵野美術大学)
武蔵野美術大学では、定期的に社会人向けの大学院の新コースの説明会を開いているが、関心の高さと手応えを感じているという(写真提供/武蔵野美術大学)

 新設するクリエイティブイノベーション学科は、「創造的思考力」を発揮できる人材を育成するのが目標だ。美大というと、一般的にはデザイナーをはじめとする「ものづくりをする人」「造形力がある人」「絵が描ける人」を育てる学校だと思われがちだ。しかし、デザイン思考がビジネスの世界で注目を浴び、デザイン経営が産業界の重要なテーマとなっている現在、社会がデザイナーに期待しているのは、造形的なスキルだけではなく、その背後にある、「物事を観察し、新しい発想で問題解決の仕組みを考え出すスキル」だ。単に作品を作り出すだけではない、こうした創造的思考力が、現代社会のさまざまな課題を解決に導くものとして期待されている。

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