高齢者および基礎疾患を持つ人の新型コロナウイルスのワクチン接種が一段落し、50代以下の接種が進んでいる。21年7月の検索者数増加ワードランキング、および日経POS情報のデータでは、ワクチン接種に伴う発熱など副作用に対する備えと思われる商品が伸びを見せていた。

SNS上ではワクチン接種後の発熱報告が相次ぐ(写真/Shutterstock)
SNS上ではワクチン接種後の発熱報告が相次ぐ(写真/Shutterstock)

 日経クロストレンドは、2021年5月から同年7月にかけて3カ月連続で検索者数が増加している検索ワードの平均上昇率ランキングを算出した。分析に当たっては、インターネット行動データ分析サービスを提供するヴァリューズ(東京・港)からデータ提供を受けた。同社は、国内250万人規模のユーザーパネルを保有している。

3カ月連続で検索者数が増加した検索ワードのランキング
3カ月連続で検索者数が増加した検索ワードのランキング

 21年5月から7月にかけて、3カ月連続で検索者数が増えた検索ワードのトップ20は上図の通り。「オリンピック 開会式」の他、「地域名 ワクチン」の検索者数が急増していた。居住する自治体がワクチン接種券を発送する時期や、年齢に応じた接種予約の受け付け開始日などを多くの人が調べた格好だ。

 7位「横浜 ワクチン」、18位「横浜市 ワクチン 個別接種」と横浜市民と考えられる検索者が多いのは、人口約378万人の国内最大政令指定都市であることと、それ故に接種券の発送、受け付けがやや遅れ気味であることが市民の検索を誘発したようだ。

 19位にランクインしたのが「バファリンルナ」。ワクチン接種後の副作用として発熱や頭痛が生じ得ることから、解熱剤や頭痛薬の名称が検索された。

解熱剤の検索者数が軒並み増加
解熱剤の検索者数が軒並み増加
※2021年4月の「タイレノール」検索者数を100とする

 ヴァリューズが提供する自社・競合・市場分析ツール「Dockpit」で主な解熱鎮痛剤の検索動向について調べてみたところ、21年5~7月に軒並み検索者数が急増していた。アセトアミノフェン、ロキソプロフェンなど医薬品によって含有成分が異なり、アセトアミノフェンを含む「カロナール」は医師の処方箋が必要な処方薬。また市販薬の「バファリン」は「ルナJ」「ルナi」「A」などシリーズでそれぞれ含まれる成分が異なる。下調べしたうえで薬剤師の指示を仰いだほうがいいだろう。

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