日経クロストレンドは、2020年7月から9月にかけて3カ月連続で検索者数が増加している検索ワードの平均上昇率ランキングを算出した。「PlayStation 5」の予約方法や、Go Toキャンペーン関連の検索者が急増した。
分析に当たっては、インターネット行動データ分析サービスを提供するヴァリューズ(東京・港)からデータ提供を受けた。同社は、国内250万人規模のユーザーパネルを保有し、Web利用動向データを基にネット行動分析サービスを提供している。20年7月から9月にかけて、3カ月連続で検索者数が増えた検索ワードのトップ30は下図の通り。
1位は「PS5 予約」。20年の年末商戦で販売が予定されていた次世代ゲーム機「PlayStation 5」(PS5)について、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が20年9月17日の早朝、発売日や価格、新規開発タイトルを発表。翌18日の午前10時から全国のPS取扱販売店や大手ECモールで予約の受け付けが始まったため、予約方法を調べる検索者が急増した。
大手家電量販店やソニーストアでは、店頭での予約受け付けは行わず、オンラインのみで抽選申し込みを受け付けた。ビックカメラは「ビックカメラ.com」で購入履歴がある人、または店舗で購入履歴があってアプリ会員もしくはポイント共通化手続き済みの利用者。ソフマップはプレミアムCLUBカード会員限定。上新電機は「ジョーシンWebショップ」のダイヤモンドステージまたはゴールドステージ会員かつショップのメールマガジン登録者、という具合に対象者を絞る店舗が目立った。既存客を対象にすることで、転売業者を締め出す狙いがあるとみられる。
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