日経クロストレンドは、2019年11月から2020年1月にかけて3カ月連続で検索者数が増加している検索ワードの平均上昇率ランキングを算出した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ドラッグストアやコンビニでマスクが品切れになり、オンラインで買い求めるための検索が急増した。

2020年1月末からマスクの品切れ状態が続いている(写真提供/Shutterstock)
2020年1月末からマスクの品切れ状態が続いている(写真提供/Shutterstock)

 分析に当たっては、インターネット行動データ分析サービスを提供するヴァリューズ(東京・港)からデータ提供を受けた。同社は、国内30万人規模のユーザーパネルを保有し、Web利用動向データを基にネット行動分析サービスを提供している。

3カ月連続で検索者数が増加した検索ワードのランキング
3カ月連続で検索者数が増加した検索ワードのランキング

 3カ月連続で検索者数が増えた検索ワードのトップは、平均上昇率637%の「マスク」だった。湖北省武漢市で発生した原因不明のウイルス性肺炎を巡って、発症者から新型のコロナウイルスが検出されたと報じられたのが2020年1月9日。中国政府が武漢市から出る航空便や列車を停止して事実上“封鎖”したのが1月23日だった。比較的楽観視していた空気が変わって報道量も増えたのはこの頃。そこからマスクを買い求める人が増え、1月末にはドラッグストアやコンビニストアのマスクの陳列棚が品切れで空っぽになった。店頭の品薄状態が、「ならばオンラインで購入しよう」とマスク検索に拍車をかけた格好だ。

 「マスク」検索者の属性を見ると、性別は19年1~12月が男性49.8%、女性50.2%でほぼ半々だったのに対し、20年1月は男性55.7%、女性44.3%と男性が多めだった。年代構成比では、19年1~12月は20~30代が47.4%と半数弱を占めていたのに対し、20年1月は20~30代が39.8%と4割を切り、代わって40~50代(45.0%)が検索の中心層になっていた。

 マスク検索からの遷移先は、Amazon.co.jp、楽天市場、ビックカメラ.com、アイリスプラザなどのECサイト・モールが上位に並ぶ。また20年1月にマスクとともに2語以上で検索されたワードには、「N95」「ウイルス対策」「サージカル」などが並び、飛沫感染を防ぐ医療用マスクに対するニーズの高さがうかがえる。

 1月末にマスクが品薄になって以降、3週間が経過しても店頭になかなか入荷しないことから、2月もマスク検索はさらに増加していることが予想される。

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