スマートフォンゲームはそれ自体が大きなビジネスだが、周辺にはイベントや関連グッズ販売など2次的なビジネスも存在する。日経クロストレンドがヤフーの協力を得てECモール「Yahoo! ショッピング」の2019年2月(19年1月21日~19年2月20日)の購買データをランキング化した結果、スマホゲーム「駅メモ!」関連書籍が、1冊5000円と高額ながら、売れていたことが分かった。
前月は販売実績がなかったものの、2月に販売数が多かった商品を下表にまとめた。1位にはモバイルファクトリーのスマートフォンゲーム「駅メモ!-ステーションメモリーズ!-」に登場するキャラクターのイラストや、設定などを収録した書籍「駅メモ!-ステーションメモリーズ!-ビジュアル設定資料集」がランクイン。この書籍、受注生産限定の商品で1冊5000円と高額だ。B5判フルカラー176ページで、特製スタンドやポスターが付いてくる。
ゲームの設定資料集はコアなファンをターゲットにしており、3000~5000円前後の高めの価格が付けられるケースはままある。エッジの立ったニッチな商品だからこそ、熱心なファンであれば多少高額でも購入する。受注生産を取ることで、在庫のリスクも減らせる。ファングッズとしてのニーズの他、各キャラクターの表情やポーズ一覧などを、イラストや同人誌を描く際の参考資料として使いたい、というニーズもあるようだ。
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