30代、40代の2位はぐるなび、20代は?

10代には8.8%とあまり利用されていない「ホットペッパーグルメ」だが、20代では23.1%で2位に浮上する。支持の理由としては「行きたい店のクーポンを探す」「大人数で予約する際は、ポイントがたまるので使う」といった意見が多く寄せられた。ホットペッパーグルメは利点にクーポンやポイントなど、お得に使えるサービスが豊富な点が多く挙げられている。
調査では月の外食回数の平均についても聞いた。20代は月に3~5回外食をすると回答した人が34.4%で、10代に比べて13.3ポイント高い。大学や社会人になり、外食機会が増えるものの収入はさほど高くない20代は、よりお得に使えるサービスを支持する傾向があるようだ。


30代は食べログが39.4%と圧倒的な支持を集めているが、2位にはぐるなび(29.4%)がつけた。40代もぐるなびが27.8%で2位となっている。ぐるなびは飲食店探しの先駆者的なサービスとして、普及段階からインターネットに触れてきた30代、40代の間では今も存在感を保っている。一方で、若年層の間ではInstagram、Google マップといった新興勢力、ホットペッパーグルメといったよりお得に使えるサービスに後じんを拝している結果が明らかになった。スマホが飲食店探しの主流へと移り変わるなか、若年層を中心にサービスの勢力図は急激に変化している。
この変化に対応すべく、ぐるなびももがいている。同社は18年10月からInstagram経由で予約を受け付けられるサービスを開始。ぐるなびでネット予約機能を利用する飲食店は、Instagramに開設した自店舗のアカウント上に「席を予約する」ボタンを表示して、Instagram経由で予約を受け付けられるようになる。また、最短で15分以降で空席のある店舗を探せる「すぐ予約」機能をぐるなびのスマホ向けアプリに追加した。
スマホが普及してモバイルのコミュニケーションサービスはキャリアのメールから「LINE」に、二次流通サービスは「ヤフオク!」から「メルカリ」へとトッププレーヤーが移りつつある。スマホ時代の飲食店探しにもその波が押し寄せている。
有効回答数:1303人(全国10~40代の男女:10代318人、20代334人、30代327人、40代324人)
調査方法:テスティーのスマホ向けアプリを活用したアンケートサービス「TesTee」を利用して、インターネット調査を実施