飲食店探しはスマホが主流

 日経クロストレンドは調査会社のテスティー(東京・中央)の協力を得て、飲食店情報サービスの利用動向調査を実施した。テスティーの保有する調査パネルに対して、普段から使用している主なSNSや飲食店情報サイトについてアンケート調査を実施。年代別にそれぞれ10代(318件)、20代(334件)、30代(327件)40代(324件)の有効回答を得た。その結果、相対的にぐるなびが消費者の間でも存在感を失いつつある現実が浮かび上がった。

 調査ではまず、「飲食店を探す際に利用するデバイス」について聞いた。すると、全年代でスマホが1位となった。若年層もさることながら、40代でもスマホと答えた人が約8割という結果になった。もはや飲食店探しで使うデバイスはスマホが主流だ。今いる場所から近くにある飲食店がすぐ見つかるなど、スマホでの使い勝手の良さでサービスは支持される。

飲食店を探す際に利用するデバイス(複数回答可)
飲食店を探す際に利用するデバイス(複数回答可)

 次に「半年間で飲食店を探すときに最も利用しているサービス」を尋ねた。全年代で1位になったのが食べログだ。10代が20.4%、20代(35.0%)と30代(39.4%)は2位以下を10ポイント以上も上回った。40代も28.7%で1位と断トツの支持率だった。クチコミで店舗の評価が分かることから、外れを引かないための飲食店探しができるサービスとして貫禄を示す結果となった。

半年間で飲食店を探すときに10代が最も利用しているサービス(n=318)
半年間で飲食店を探すときに10代が最も利用しているサービス(n=318)

 2位以下は年代によって票が割れた。特に10代は他の年代と全く異なる結果となった。10代が飲食店探しで食べログに次いでよく使うサービスはInstagram(19.5%)だ。若年層を中心に情報を探すサービスの細分化が進む。リアルタイム情報なら「Twitter」、化粧品情報なら「@cosme」といった具合だ。こうしたトレンドのなか、飲食店探しのサービスとしてInstagramが急浮上している。とはいえ、Instagramで飲食店を探すといった行為に、イメージが湧かない人もいるのではなかろうか。そこで、具体的にどのように利用しているのかを自由意見で聞いた。

 多く寄せられたのは「Instagramで友達が投稿していた店をネットで検索する」方法。Instagram起点で気になる飲食店を発見して、詳細情報については他のサービスで調べるといった使い方だ。暇な時間帯にタイムラインで友達の投稿を見たり、ハッシュタグなどで検索したりして写真を眺めることが、偶然の出合いにつながっているようだ。一方、「Instagramでおしゃれなカフェを探す」といった目的を持ってInstagramで検索する意見も散見された。なかには「友達と食べるときはInstagram、家族で食べるときは食べログ」といったTPOで使い分けるという意見も寄せられた。

 3位は「Google マップ」と「ぐるなび」が17.3%で同着となった。若年層の間では、出先で直接Google マップを使って飲食店を探す人が増えている。その場から近い飲食店を探せるうえに、グーグルはローカル情報の拡充に力を入れているため、口コミ情報までトータルで見られるサービスになりつつある。また、Google マップで検索して近くの店を見つけて、食べログなどで評価を確認するといった利用方法も定番のようだ。