デザインシンキングブームもあり、最近はデザインやデザイナーの思考プロセスを、製品・サービス・事業開発を目的としたプロジェクトなどで活用するケースが増えている。また、方法論だけではなく、デザイナー自身が、製品・サービス・事業開発の上流工程であるコンセプト出しやユーザー定義などの段階に関与するようになってきているようだ。さらには私の知るところによると、省庁での政策立案のプロセスにもデザインやデザイナーの考え方を方法論やプロセスとして活用しようという取り組みも行われている。

 私自身はデザインの専門家ではありませんが、デザインの方法論やデザイナーがイノベーションの文脈の中で活用または活躍できることについて、自分ごととして理解をしているつもりです。実際に、筆者がマネージング・ディレクター(代表取締役)を務めるコンサルティング会社のi.labでは、スタッフの専門性区分をビジネスとデザイン、エンジニアリング、リサーチの4つに分けています。コンサルティング会社でありながらもビジネスと同程度に、デザインの専門性や素養を持ったスタッフが不可欠であると考えているので、常時2~3名のデザイン系のスタッフ・アルバイトがいます。また、東京大学i.schoolの教育プログラムにおいては、これまでもデザインの専門性を持つ学生を東京大学外から募集し参加してもらってきました。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>