前回紹介したマクロなトピックや研究結果を踏まえて、2030年のあなた自身がどういう仕事をしているかを想像しよう。30年に、あなたが今と同じようにビジネスパーソンとして、基本的には人間として、より価値の高い仕事をしているためには、今のうちからあなたの得意な能力の要点を正確に把握し、それを強みにできるように積極的に備えておくことが大切だ。

 私自身が、人工知能とロボットのトピック、東京大学i.schoolやi.labでの議論、そして野村総合研究所との未来の職業に関する研究によって確信した「人間の得意な能力」として残るものは2つあります(図1)。

図1 人間が行う未来の仕事
図1 人間が行う未来の仕事

 まず1つ目は、目的意識を持った創造性の発揮こそが大事になるということです。ただルーチン的にアイデアを出すだけではなく、「そこに社会的な問題があるからどうにかしたい」「自分の価値観がそうしたいと言っているから、自分はこういう製品やサービスのアイデアを考えたい」というような主体的な創造性です。14年夏に東京大学にて開催された「TEDxTodai」(現在は、TEDxUTokyoとして開催)というイベントで、私はスピーカーとして「クリエイティビティ」や「イノベーション」にまつわる話をさせていただきました。

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