
- 全9回
イノベーション、成功への道
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- 第1回
- 2018.08.02
なぜ、あなたはイノベーションを学ぶ必要があるのか イノベーションを起こすには、どうすべきか。そのためのプロジェクトをいかに着地させるか。実はイノベーションを生む秘訣は、単なる発想術よりも、プロジェクト手法にあった。創造性の研究・実践で知られるi.schoolとコンサルティング企業i.labのノウハウを連載で紹介し、成果を出すためのイノベーション・プロジェクトの進め方を指南する。 -
- 第2回
- 2018.08.03
未来のあなたの仕事は、どうなっているのか 前回紹介したマクロなトピックや研究結果を踏まえて、2030年のあなた自身がどういう仕事をしているかを想像しよう。30年に、あなたが今と同じようにビジネスパーソンとして、基本的には人間として、より価値の高い仕事をしているためには、今のうちからあなたの得意な能力の要点を正確に把握し、それを強みにできるように積極的に備えておくことが大切だ。 -
- 第3回
- 2018.08.06
日本企業の進化を阻む「イノベーション=技術革新」という誤解 イノベーションの「定義」は何か。イノベーションを技術革新の意味だけで解釈してしまうと、可能性を狭めてしまう。技術革新によってイノベーションが生まれることはあるが、必ずしも技術革新がその実現や普及のきっかけではないイノベーションが社会に増えていることも事実だ。 -
- 第4回
- 2018.08.07
50の発明品がマンガで分かるイノベーションのバイブル ランドセル、サンドイッチ、ティーバッグなどもイノベーション事例と言える。サンドイッチには技術的な革新はないが、今までの食事のあり方を一変させた。イノベーション=技術革新と考えてきた人にとっては、違和感があるかもしれないが、身近なイノベーションはたくさんある。 -
- 第5回
- 2018.08.17
イノベーションのジレンマは、なぜ起こるのか イノベーションに興味関心があるのなら、『イノベーションのジレンマ』(発行は翔泳社)という本と一連のシリーズ本について、ご存じの方も多いだろう。『イノベーションのジレンマ』は、米ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授が書いた本。クリステンセン教授は、イノベーション・マネジメントの分野で著名な専門家を3人挙げろと言われたら、誰もが必ず名前を挙げる人物だろう。 -
- 第6回
- 2018.08.20
「新市場型」イノベーションはデザイン思考から クリステンセン教授は『イノベーションのジレンマ』に続く一連のイノベーション関連の書籍の『イノベーションへの解』『イノベーションの最終解』で、破壊的イノベーションについて、「ローエンド型」と「新市場型」の2種類に分けて議論している。今、注目されるのが、新たな市場を生み出すと期待される「新市場型」だ。 -
- 第7回
- 2018.08.21
なぜデザインやデザイナーがイノベーションできるのか デザインシンキングブームもあり、最近はデザインやデザイナーの思考プロセスを、製品・サービス・事業開発を目的としたプロジェクトなどで活用するケースが増えている。また、方法論だけではなく、デザイナー自身が、製品・サービス・事業開発の上流工程であるコンセプト出しやユーザー定義などの段階に関与するようになってきているようだ。さらには私の知るところによると、省庁での政策立案のプロセスにもデザインやデザイナーの考え方を方法論やプロセスとして活用しようという取り組みも行われている。 -
- 第8回
- 2018.08.23
イノベーションにつながる「有望なアイデア」の見分け方 社会的にはイノベーションというと、若者が起業し急速な成長を追求するベンチャー企業の専売特許のように考えられているようだ。確かにクリステンセン教授の『イノベーションのジレンマ』の中でも、既存事業のないベンチャー企業が破壊的イノベーションには優位であると触れられており、イノベーション=ベンチャー企業と考えるのもうなずける。多くの人は「大企業の組織は保守的かつ硬直的なためにイノベーションは生まれない」といった、諦めのような気持ちになっているかもしれない。しかし、大企業にもチャンスはある。 -
- 第9回
- 2018.08.24
イノベーションに欠かせない「コンセプト」の作り方 最近のイノベーション創出のプロセスでは、技術研究や製品開発、デザイン開発のみならず、もっと上流工程にある「音楽を持ち歩く」というような、製品やサービスの「コンセプト」そのものを生み出す、または作り替える部分に注目が集まっている。そんなイノベーションに欠かせない「コンセプト」とは何か、なぜ今それが必須なのか。