※日経エンタテインメント! 2018年11月号の記事を再構成
『君の名は。』『告白』『モテキ』など数々のヒットを生んだ映画プロデューサーの川村元気氏。同時にベストセラー作家の顔も持つ。新時代のヒットメーカーはハリウッドへ。次に手掛ける企画と新たな地平とは。

川村元気(かわむら・げんき) 1979年生まれ。映画プロデューサー、小説家として活躍。今後のプロデュース作に、『来る』(中島哲也監督/12月7日公開)、『Last Letter』(岩井俊二監督/19年公開)。最新小説は『四月になれば彼女は』
日本映画の歴代興行収入2位となった『君の名は。』をはじめ、『告白』『悪人』『モテキ』など、数々の大ヒットを放ってきた映画プロデューサー・川村元気氏。一方で2012年に『世界から猫が消えたなら』で小説家デビュー。140万部超えのベストセラーとなり、映画化もされてヒットした。この10月には小説第2作『億男』が大友啓史監督(『るろうに剣心』)のメガホンで映画化された。宝くじで当たった3億円が、無二の親友と消えてしまった男の物語だ。
【Point1】大ヒットを連発してきた映画プロデューサー
2005年、26歳のときに初めてプロデュースした『電車男』が興収37億円の大ヒット。08年は『デトロイト・メタル・シティ』を23億円のヒットに導き、10年には『告白』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。そして16年に『君の名は。』で社会現象を巻き起こした。今年は『未来のミライ』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が話題に。
『君の名は。』

(C)2016「君の名は。」製作委員会
●川村元気氏の主なプロデュース映画と興行収入
『君の名は。』を筆頭に、大ヒット作が並ぶ。湊かなえのミステリーを中島哲也監督がミュージックビデオのように撮った『告白』など、それぞれの企画に「掛け算」が機能している
※アソシエイト・プロデューサー
※興行収入は日本映画製作者連盟調べ
※興行収入は日本映画製作者連盟調べ
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