2005年に創業した広告事業のFringe81を17年6月に東証マザーズへ上場させたCEOの田中弦氏は今、HRテック領域の新サービス「Unipos」に注力している。津田大介が「根っからの起業家」と評した田中氏は、「世の中のさまざまな出来事を考えて、シグナルを発見して、どうしたらビジネスにできるか」を常に考えていると語る。

Fringe81のオフィスにてCEOの田中弦氏(左)と津田大介氏
Fringe81のオフィスにてCEOの田中弦氏(左)と津田大介氏

津田 05年に創業して以来、Fringe81をネット広告事業に注力して拡大・成長させてきたわけですが、そこで得たものを生かして、隣接領域や全く別の領域で新しいことをやりたいと思ったことはありますか。

田中 もともとは自分でサービスを作りたかったのですが、状況的にそれが許されなかったんですよね。開発期間をかけられないという制約ゆえに「仕入れて売る」広告代理事業を始めて、その次はアドテクというビッグウェーブが来て「乗らないわけにはいかない」と飛び乗ったら後戻りできず。

 でもまさに今、Fringe81が注力しているピアボーナスサービス「Unipos(ユニポス)」が新領域の新規サービスなんです。

社内の人事制度が新事業の種に

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