米アマゾン・ドット・コムは2018年10月、米サンフランシスコにレジなし店舗の「Amazon Go」を開店した。米シアトル3店舗、米シカゴ2店舗に続く6店舗目だ。店内の客や商品を把握するセンサーカメラのシステムが第2世代に更新され、人物特徴の把握を強化していることが分かった。

サンフランシスコ店は10月23日、銀行などの店舗が立ち並ぶビジネス街で、ストリートの名称から「California & Battery」として営業を始めた。日本の在サンフランシスコ領事館も近くにある。2018年1月に開店したシアトルの1号店と比べて多少広い一方で、身分証を提示して立ち入ることができる「Beer and Wine」の売り場はない。
最大の特徴は天井に取り付けたカメラセンサーが新たなシステムに更新されていることだ。
Amazon Goは、専用アプリをかざしてゲートから入店した顧客の特徴を、人用カメラの画像で認識して追跡。商品用カメラと棚の重量センサーの情報で顧客がどの商品を手にしたのかを把握している。手に取った商品の情報はアプリのAmazon.comのIDとひも付けられており、ゲートから退店した時点で精算される。
このうち、直下の通路の顧客の動きを追跡しているとみられる人用のカメラセンサーが、1号店の当初システムと比べて刷新されている。ボディーが大型化しており、レンズ部分もはっきりと確認できる。
人物特徴の3Dでの把握を強化か
目的は人流というよりも、 人物の特徴の把握のようだ。カメラセンサーに詳しいある専門家は「レンズのようなところから物体に赤外線を照射して、それを一方のレンズで撮影して把握するアクティブステレオカメラではないか」とみる。
どのようなことが可能になるのか。「人を3次元で立体的に把握できるようになり、身長がどの程度かだけでなく、どのような体格なのか、棚のどこに手を伸ばしているのかをより正確に知ることができる」(同)という。
新しいカメラセンサーシステムは、サンフランシスコ店だけでなく、シアトルの1号店など他の店舗でも採用しているとみられる。
アマゾンは18年9月から10月にかけて2号店から6号店をオープンさせており、今冬にはサンフランシスコに2店舗目を予定している。シカゴには19年にかけてさらに2店舗開く。同社はAmazon Goを21年までに全米に3000店舗と大量展開すると報じられており、ハードとソフトの改良によって1店舗当たりのカメラセンサーのコストを引き下げる狙いがあるとみられる。画像認識のソフトウエアのアルゴリズムについても改良を重ねている。
なお、ゲート外に設置しているイートインのコーナーには電子レンジが設置されているが、先日発表したAlexa対応製品ではなく、パナソニック製の業務用だった。
バイス・プレジデントのダニエル・ラウシュ氏がxTREND EXPOに登壇

Amazonは、AlexaとAlexa搭載のEchoシリーズなどを通じて、音声機能を提供するために何年も革新を積み重ねてきました。 そして、今日、数十万の開発者とデバイスメーカーがAlexa体験を創り上げています。 より多くのユーザーが音声でテクノロジーと対話を重ねることにより、機械学習、人工知能、クラウドサービスは新しい進歩を遂げ、その結果、お客様やデバイスメーカー、そしてAlexaスキル開発者に提供できるAlexaの機能もより豊富になります。
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※同時通訳あり
日時 11月29日(木) 10:00~10:40
会場 東京国際フォーラム(東京・有楽町)
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