ウォルマートの店舗やオンラインのサービスを生活者の視点で見るとどうか。今年4月からシリコンバレーに駐在している記者の視点で検証してみた。店舗が広大で他のチェーンより安い物が多いというだけの印象から、ネットとアプリを活用することの便利さを実感した。一方、全店舗で一律のサービスを提供できない巨人の苦悩も垣間見ることができた。

ウォルマートの「マウンテンビューストア」。シリコンバレーでスーパーとしてのウォルマートの存在感は思ったよりもない。高額所得者が多いためアマゾン傘下の高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」が目につき、大型スーパーとしては「ターゲット」の方が勢いがある印象だ
記者が住むのはシリコンバレーのメンローパーク市というところで、そこから一番近いウォルマートは5マイル(約8キロメートル)ほど離れたマウンテンビュー市にある「マウンテンビューストア」だ。ウォルマートの店舗は基本的に1フロアで売り場を展開している。イオンやイトーヨーカ堂のショッピングセンターの、食品、日用品、衣料品、家電の売り場をすべて1フロアに展開していると考えれば分かりやすい。
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