パーソナルトレーニングの観察結果を共有するワークショップを実施。ユーザーとトレーナーの雑談にも着目し、商品のアイデアを議論した。見えてきたのは、トレーニングを続ける動機と新サービスの可能性だ。

●オブザベーションから商品企画までの流れ
●オブザベーションから商品企画までの流れ

 ユーザー観察から商品開発までを紹介する本連載。マーケティングリサーチやパッケージデザインを手掛けるプラグ(東京・千代田)の協力の下、林見則幸さん(45歳、男性)、岩下佳代さん(39歳、女性)と上原由香さん(30歳、女性)によるパーソナルトレーニング(以下、パーソナルトレ)の現場を観察した。その模様は本連載の第16回第17回 で紹介した。今回は、ワークショップを開き、観察結果から商品のアイデアを考え、それをスケッチに描いた。

 ワークショップでは、多様な視点からアイデアを出し、検討することが重要(コラム参照)。今回は、ウェブ制作会社、市場調査会社、ビール会社などから5人、リサーチ担当者2人、デザイナー2人、営業担当者1人の計10人がそれぞれ参加した。5人ずつ2つのグループに分かれ、アイデアを出した。

 最初にユーザー観察に同行したリサーチ担当者が、当日撮影した写真を見せながら報告し、参加者全員が観察内容を共有した。その後、各グループに分かれ、ブレーンストーミングをしながら、気づきを付箋紙に書き出し、模造紙に貼った。さらに、それを見ながら、ユーザーがパーソナルトレに感じる不満や潜在的なニーズを議論した。

 観察した3人は、パーソナルトレのサービス内容に満足し、トレーニングでの成果も上げていた。さらに、以前通っていたトレーニングジムでは、十分な指導が受けられず、順番待ちで機器を使えなかったりといった不満を共通して抱いていた。

 それに対して、パーソナルトレでは、機器の使用方法や運動時の姿勢などについて、トレーナーから細かい指導を受けられる点を評価していた。

ワークショップでは2つのグループに分かれ、気づきやアイデアを付箋に記入した
ワークショップでは2つのグループに分かれ、気づきやアイデアを付箋に記入した
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