マーケティングリサーチやパッケージデザインを手がけるプラグが、ユーザー観察(オブザベーション)によってユーザーの潜在ニーズを探り、新商品の企画を考える連載。今回のテーマは次世代のユーザーである子供たちの家庭学習。小学5年と6年の姉妹の学習行動を観察した。

 家庭学習をテーマに、6回に分けて子供たちの様子を観察し、潜在ニーズを探り、デザイン思考によって商品企画、プロトタイピングまでつなげる。3回目の今回は、小学5年と6年の姉妹の学習行動を観察した。学校はもちろん、学習塾や英会話教室にも通い、それぞれの宿題に追われている。そうした学習に疲れたときの自室での行動も明らかになった。

 今の小学生は、親の意向もあり、塾や英会話など日々勉強に追われている。はるか昔に義務教育を終えた大人からすると、気の毒に思えるほどだ。

 千葉県習志野市の一戸建てに住む勝美咲さんは、小学6年生。小学5年生の妹と共に、学習塾に週2回通って国語と算数を勉強している。これとは別に、英会話教室にも週1回通う。学校、学習塾、英会話教室のそれぞれでかなりの宿題が出る。「少しでもさぼると、宿題がどんどんたまっていく状況」(母の妙子さん)だ。

 姉妹の家庭学習の場所は、2階の子供部屋と1階のリビング。子供部屋は姉妹で共有し、2つの学習机を置いている。しかし、ここで勉強に集中するのは難しい。「子供部屋に入ると、好きな本を読んだり、居眠りしたりしてなかなか勉強が進まない」(妙子さん)。美咲さんは、NHK大河ドラマ「真田丸」を見て歴史に興味を持つようになった。自分の部屋にいると、つい好きな歴史の本に手が伸びてしまう。