オブザベーション(ユーザー観察)によってユーザーの潜在ニーズを探り、新商品を企画する連載の第2回。キッチンに熱湯をかけて除菌する主婦の行動から高温スチームで手軽に除菌できる器具のプロトタイプを製作。それを見せて意見を聞くと、除菌についての多様なニーズが主婦たちに広がっていることが分かった。

商品コンセプト
商品コンセプト
「高温スチームによる除菌・清掃器具」のスケッチ。当初は、外付けのタンクに水を入れ、ドライヤータイプの本体でスチームを吹き付けるスタイルだった

 西村友恵さん(50歳)は、キッチンを使った後、ポットで沸かした熱湯を全体にかけて除菌する。 西村さん 際立つ除菌への強いこだわり その行動からヒントを得たのが、商品企画案1の「高温スチームによる除菌・清掃器具」だ。

 商品コンセプトでは、ヘアドライヤーのような形状の本体からスチームを出すというスタイルだった。水は、外付けのタンクに入れておき、ホースを通して本体に供給する。ただ、キッチン以外でも使用することを考えると、水のタンクは本体と一体の方が便利だ。

 今回は、プロトタイプ製作の手間と時間を削減するため、手ごろなサイズで市販されているスチームアイロンを活用することにした。

 商品コンセプトでは、ヘアドライヤーのような形状の本体からスチームを出すというスタイルだった。水は、外付けのタンクに入れておき、ホースを通して本体に供給する。ただ、キッチン以外でも使用することを考えると、水のタンクは本体と一体の方が便利だ。

 今回は、プロトタイプ製作の手間と時間を削減するため、手ごろなサイズで市販されているスチームアイロンを活用することにした。

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