「Amazon Go」などを通じて顧客と新たなつながりを築こうとしている米アマゾン・ドット・コム。同社をはじめとして、データを活用し顧客とつながる新しい「場」づくりに取り組んでいる先進企業の今を、オイシックス・ラ・大地の奥谷孝司氏と、大広の岩井琢磨氏が解き明かす連載。その第3回は、九州・福岡のスーパー「トライアル」が2018年2月にオープンした「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」について考察を進める。

 トライアルが開設したアイランドシティ店は、単なる販売の場ではなく、顧客とのつながりを戦略的に築く「優れた場」である。そしてトライアルが築いた顧客とのつながりは、個客シェアを上げるだけでなく、メーカーとの関係をも進化させ、トライアルに新しい事業機会をもたらそうとしている。

トライアルホールディングスの西川副会長
トライアルホールディングスの西川副会長

 今回は、トライアルホールディングスの西川晋二副会長にインタビューで伺った内容を交えながら、同社の取り組みを、「ENGAGEMENT 4P」の構造に沿って解説していこう。

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