パナソニック アプライアンス(以下、パナソニック)が推進する新しい「KADEN」(カデン)への試みは、日本国内だけで行われているのではない。中国でも独自の商品を続々と開発している。今秋にはパナソニックが提唱する「憧れのくらし」を表現したショールームが杭州市にオープンする。日本では見られないIoTカデンは要注目だ。

2018年3月に上海で開催された「中国家電博覧会(AWE)」。中国メーカーの中で、パナソニックは日本企業として存在感を高めた
2018年3月に上海で開催された「中国家電博覧会(AWE)」。中国メーカーの中で、パナソニックは日本企業として存在感を高めた

 中国・上海近郊にある浙江省・杭州市は、三方を山に囲まれた風光明媚な西湖がある観光地。アリババ・グループの本社があることでも知られ、急速に発展している地域でもある。パナソニックにとっても、中国の家電事業を統括する「パナソニックAPチャイナ」を置くなど、中国戦略の要(かなめ)となる場所と言える。

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