
CMフォーカス
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- 第99回
- 2023.05.17
森永ラムネ、20年ぶりCM 暗記用赤シートで示す「受験生への便益」 参考書に赤シートを重ね、英単語を覚えている受験生。机の上のスマートフォンから着信音が鳴り、思わず集中が途切れる。そこで口にしたのは、ラムネ。まるで赤シートを重ねたかのように集中を妨げるものが消え、勉強にまい進していく…。森永ラムネのCM「呼び覚ませ、集中力。」篇だ。 -
- 第98回
- 2023.04.03
林遣都「エンドロール風CM」ができるまで 医療従事者からも反響 骨折していた青年が、恋人と感動の再会を果たす場面と、カメラが上昇し、エンドロールが流れる。「骨折した青年 林遣都」に続くのは、彼を支えた医師や看護師、理学療養士らの名前と写真。ふと青年は思う。「この人たちのことは、誰が支えているんだろう?」。EMシステムズ初のテレビCMだ。 -
- 第97回
- 2023.02.27
ももクロが旅を満喫 楽天トラベル、スマホでCM撮影の効果 「楽天トラベルでスノーリゾート!」という掛け声とともに、冬のリゾートを楽しみ尽くすももいろクローバーZの4人。最後は雪山に向かって「ヤッホー」と叫んだ後、「♪旅行いくなら楽天トラベル」というサウンドロゴで締めくくる…。楽天グループの旅行予約サービス「楽天トラベル」のCMだ。 -
- 第96回
- 2023.01.26
CM後のツイート数が20倍に 住友林業が環境広告でやめた企業主語 都会を歩き続けた男が、いつしか森にたどり着く。「おかえり」という青年に、「あなたは?」と尋ねると、「ここの住人……とでも言うのかな」とさらり。そして「人間は、これからも二酸化炭素を出し続けたいのかと思ったよ」と切り出され、男は「まいったな」と苦笑する。住友林業の企業CM「共生」篇だ。 -
- 第95回
- 2022.12.14
クラシエ「いち髪」 1年かけて撮影したCMで売り上げが30%増に 春、高原の桜の木の下で、若い男女が向き合っている。女性がバスで都会へ旅立つと、カメラが上昇。桜を中心に回りながら、待ち続ける男性と、移り変わる四季の景色を映し出す。そして1年後、美しく成長した女性が、満開の桜の下へ戻ってくる……。クラシエ「いち髪」のCM「日本の四季」篇だ。 -
- 第94回
- 2022.11.14
TOKIUM、請求書と格闘する“防衛隊”描く異色CMで売り上げ急伸 発足したばかりの「トキウム防衛隊」の司令室。瑛太隊員が「今日から任務開始だ!」と入室すると、隊員たちが山のような請求書の処理に追われている。そのとき、怪獣が出現。しかし「それどころじゃないの!」「ペーパーレス化が先では?」と出動できない。「TOKIUMインボイス」のCMの裏側を聞く。 -
- 第93回
- 2022.10.18
三井住友“2社横断CM”で豪華キャスト共演 ポイント確認数3倍に 三井住友銀行のCMに出演する吉高由里子と内村光良、三井住友カードの小栗旬、飯塚悟志、中条あやみ……。2社のCMタレントが総出演して話題となったのが、SMBCグループ共通ポイント「Vポイント」のCMだ。どうやってこのCMが実現したのか。 -
- 第92回
- 2022.10.04
タクシーアプリ「GO」 竹野内豊演じる剛田部長効果でDL数2.3倍 取引先と会議中の剛田部長は、終始「おっしゃる通りです」と笑顔。実は次のアポまでの移動方法を考えていて上の空。気付いた取引先が「話、聞いてないでしょ?」とツッコむと、「おっしゃる通りです」とまた笑顔。呆れた部下が、スマホでタクシーを予約する。竹野内豊主演のタクシーアプリ「GO」のCMだ。 -
- 第91回
- 2022.08.08
日清紡「何をやっているかは知らない~」 馬が歌ってCM好感度2位 牧場で3頭の馬が並んでいる。中央の馬が「♪ニッシンボー 名前は知ってるけど~」と歌い出すと、左右の馬が徐々にコーラスに参加。最後は、「♪ニッシンボー 何をやってるかは知らない~」と見事なハモりを見せる……。日清紡ホールディングスの企業CM「歌おう! ニッシンボー うま篇」だ。 -
- 第90回
- 2022.07.11
“韓国ドラマあるある”でバズったチャミスル、テレビCMに進出 身分違いの恋に突然の記憶喪失。何かの韓国ドラマで見たようなあるあるネタを詰め込んで、ネットでバズったWebCMが韓国焼酎「チャミスル」のCMだ。6分半という長尺にした第2弾は完全視聴率が20%、ツイッターの再生回数は900万。Web先行からテレビCMにも派生した。その企画秘話を制作者に聞く。 -
- 第89回
- 2022.06.30
広瀬アリス怪演の「povo姉」に注目 KDDIがつくる強いCMの型 昔ながらの定食屋。客の青年が「今月、もうギガなくて困りました」と店員に話すと、隣の女性が「そこはpovo~」と立ち上がる。「ポーボ!」とコール&レスポンスを求めたり、鍵盤ハーモニカを吹いたり。最後は「auの回線だよ」とアピール……。広瀬アリスが“povo姉”にふんしたKDDI「povo2.0」のCMだ。 -
- 第88回
- 2022.05.18
「ほろよい」、ながら飲みをアニメと実写の“二刀流”CMで訴求 ヘッドホンを付けて、動画を見たり、雑誌を読んだり、ゲームに夢中になったり……。お酒を飲みながら思い思いに過ごす女性の姿を、実写とアニメの2バージョンで描いて話題になったのが、サントリー「ほろよい」のCMだ。 -
- 第87回
- 2022.04.04
JR東海、CMに33年ぶり深津絵里を起用 コロナ禍反映して反響 いまだに名作CMといえば名が上がる「クリスマス・エクスプレス」。山下達郎の楽曲をバックに、遠距離恋愛の男女の駅での再会を描いたJR東海のCMシリーズだ。その1作に出演した深津絵里がJR東海のCMに出演。コロナ禍ならではの状況を反映した内容が反響を呼んだ。その裏側をクリエイターに聞く。 -
- 第86回
- 2022.03.11
新垣結衣「おつかれ生です」は賭けだった クリエイターが語る アサヒビールは、約28年ぶりに復活させた「アサヒ生ビール」(通称「マルエフ」)を「スーパードライ」と並ぶブランドに育てようとしている。ブランドパーパス(存在理由)は「心にあたたかな灯をともし、ぬくもりある日本をよみがえらせる」。そのCMに、新垣結衣を起用した理由とは。 -
- 第85回
- 2022.02.17
ぼる塾・あんりがアップで登場 正直屋のCM、好感度向上の仕掛け お笑いグループ・ぼる塾を起用した、給湯器交換専門店・正直屋のテレビCM。「あんりがアップでキレるCM」というとピンと来る人もいるだろう。需要期に大量投下し、短期間に問い合わせ数を増やすのが目的。思惑は当たり、21年11月前期銘柄別CM好感度の7位、問い合わせ数も「通常の3倍」を達成した。 -
- 第84回
- 2022.02.02
PinterestのテレビCM 中条あやみ起用で国内検索量が32%増加 米国生まれの画像・動画検索ツール「Pinterest(ピンタレスト)」。日本国内の認知度向上のため、2021年5月から中条あやみを起用したテレビCMを展開した。その結果、国内の検索量が32%アップしたという。そこは米国の視点と日本のノウハウ、その両方を生かしたアプローチがあった。 -
- 第83回
- 2022.01.11
女王・満島ひかりと執事・松田龍平登場 UQのCM、転換の理由 満島ひかり演じる女王と、松田龍平演じる執事のやりとりがコミカルなUQ mobileのテレビCMは、2021年9月度の銘柄別好感度で2位に入るなど、好調だ。深田恭子、多部未華子、永野芽郁を起用し、長期シリーズとなった三姉妹シリーズからの大胆な転換の理由を取材した。 -
- 第82回
- 2021.09.28
木村拓哉のリポビタンD新CM 「僕らはみんな強くない」の意味 夜明け前のビルの屋上に座り、静かに語り出す木村拓哉がリポビタンDを手に取って立ち上がり、「それでも、前へ踏み出せるときが、きっと来るから」と、朝陽に向かって歩き出す……。大正製薬「リポビタン」シリーズのブランドCM「一歩を、一緒に。みんな強くない」篇だ。 -
- 第81回
- 2021.03.25
ニトリの「Nウォーム」、過去作からの伏線に視聴者を喜ばす工夫 サラリーマンシリーズで人気を得ているニトリ「Nウォーム」「Nクール」のCM。今回は、好感度ランキングでトップ10入りを果たした新作での衣装、演技、ロケーションなどのディテールについて、監督を兼任するクリエイティブディレクター・太田樹氏(博報堂プロダクツ)に聞く。 -
- 第80回
- 2021.03.24
「Nウォームはあたたかい」 ワンメッセージでCM好感度を獲得 「♪Nウォームはあたたかい~」というジングルとともに、さえないサラリーマンの日常を描くニトリの「Nウォーム」のCMが、好感度ランキングの上位常連になっている。前回に続く本記事では、シリーズの誕生秘話やインナー効果などを探っていく。 -
- 第79回
- 2021.03.23
ニトリ「Nウォーム」、サラリーマンの「あるある」で6年目に突入 主人公はごく普通のサラリーマン。あるときは重役がいるのに居眠りして椅子から転げ落ち、またあるときは自動ドアと勘違いしてビルのガラスに激突。そんなヒヤッとする瞬間があっても、夜にはあったか寝具で幸せな眠りに就く。「♪Nウォームはあたたかい~」でおなじみの、ニトリ「Nウォーム」のCMだ。 -
- 第78回
- 2021.03.02
チキンラーメンのCMは「トライしたくなる」食べ方提案に注力 2020年、お笑いコンビ・ぺこぱを新キャラクターに迎え、CM好感度トップ10入りを果たした日清食品の「チキンラーメン」。前回に続くこの記事では、同CMを手掛ける電通のクリエイティブディレクター・東畑幸多氏を紹介。また、近年ヒット作を連発している日清食品のCM作りに迫る。 -
- 第77回
- 2021.03.01
チキンラーメンCMにぺこぱ起用 新垣結衣から変更も好感度キープ 夕暮れ時、ベランダにテントを張ってアウトドア気分を楽しむ親子。「チキンラーメン」を一緒に作るが、息子は卵を鍋に落とす際に黄身を割ってしまう。すると父親は「いやCM的には失敗だけど、食べれば一緒だからいいだろう」と優しく肯定する……。日清食品のチキンラーメンのCM「ベランピング」篇だ。 -
- 第76回
- 2021.02.04
「GREEN DA・KA・RA」、人気CMの秘訣は準備して待つアクシデント 10年目を目前に控えたサントリー食品インターナショナルの「GREEN DA・KA・RA」。そのテレビCM「グリーンダカラちゃん」も長寿CMとなった。今回では、その原点といえる第1弾から現在までの歴史、目指す世界観を、クリエイティブディレクターの赤松隆一郎氏らに語ってもらう。 -
- 第75回
- 2021.02.03
「GREEN DA・KA・RA」も鼻歌から 自作曲でつなぐCMの世界観 2020年は出川哲朗をゲストに迎え、CM好感度トップ10入りを果たしたサントリー食品インターナショナルの「GREEN DA・KA・RA」。今回は発売当初から広告を担当し、CMソングの作詞作曲も行ったクリエイティブディレクター・赤松隆一郎氏を紹介。CMキャラクター「グリーンダカラちゃん」の誕生秘話にも迫る。 -
- 第74回
- 2021.02.02
ダカラちゃんとムギちゃんに、鉄分の“てっちゃん”加入の理由 海辺のトランポリン遊具で遊ぶ、グリーンダカラちゃんとムギちゃん姉妹。そこに混ざってきたのは、出川哲朗ふんする「鉄分の“てっちゃん”」。最後は3人で「鉄分入りました!」と扇のポーズを取る……。サントリー・食品インターナショナル「GREEN DA・KA・RA」のCM、「あたらしいお友達」篇だ。 -
- 第73回
- 2021.01.22
ソフトバンク白戸家CM 長寿の理由は「7番バッターでいること」 「5Gってドラえもん?」で銘柄別CM好感度1位に数度輝いたソフトバンク。過去2回では、同CMの企画意図や狙いを紹介した。本記事ではシリーズ立ち上げからの展開や監督、長寿化のメリット、クリエイティブディレクター・佐々木宏氏の広告論などを探っていく。 -
- 第72回
- 2021.01.21
ソフトバンク、トヨタCMの二番煎じ避けた「5Gってドラえもん?」 2020年4月前期や8月前期の銘柄別CM好感度調査で1位に輝いたソフトバンク。新シリーズ「5Gってドラえもん?」が人気をけん引した。前回に続き、本記事では手掛けたクリエイティブディレクター・佐々木宏氏と、ソフトバンクのCMの歩みをひも解く。 -
- 第71回
- 2021.01.20
ドラえもんが白戸家と共演 ソフトバンク実写CMの狙い 実写版のドラえもんを起用したソフトバンクのCM「5Gってドラえもん?」。ドラえもんを実写化したCMというと、トヨタ自動車でジャン・レノがドラえもんを演じたテレビCMを思い出す人も多いだろう。実は2つのCMには、同じ人物がかかわっていた。 -
- 第70回
- 2020.11.06
キウイブラザーズに見る キャラの強みはブランド資産になること デビューから5年、人気作に成長したゼスプリの「キウイブラザーズ」シリーズ。今回は『恋のマイアヒ』の替え歌で爆発的ヒットとなった2019年のデジタル施策や、20年の「好きなことを楽しみながら」篇の裏側、さらに「キャラクターCM」の利点などにスポットを当てる。 -
- 第69回
- 2020.11.05
ゼスプリ、地味なキウイを人気者に 有名キャラ200種を徹底研究 グリーンとゴールドの「キウイブラザーズ」を描いたニュージーランド生まれのキウイフルーツ輸出販売会社・ゼスプリのCMが2020年5、6月度および7月前期で総合1位となった。最新CMを紹介した前回に続き、今回キャラクター作りから人気シリーズとして定着するまでの5年間の軌跡を追う。 -
- 第68回
- 2020.11.04
ゼスプリのキウイブラザーズ あえての60秒間長尺CMで共感を得る ニュージーランド生まれのキウイフルーツ輸出販売会社・ゼスプリは、各国独自のCMを展開。日本ではO・Zone『恋のマイアヒ』の替え歌に合わせて「キウイブラザーズ」がダンスするCMがヒットした。最新作は、キウイブラザーズが健康のために頑張る「好きなことを楽しみながら」篇を制作した。 -
- 第67回
- 2020.10.01
キリンレモンのCM、若年層も40~50代もつかむキーワード「晴れ」 発売90周年を迎えた2018年にリブランディングに成功した「キリンレモン」。20年のCM戦略は、その成功を踏まえた上での、さらなるステップアップだった。今回は、「晴れわたろう。」篇での上白石萌歌の起用理由や撮影・編集時のこだわり、第2弾「<無糖>でた。」篇の裏側について紹介していく。 -
- 第66回
- 2020.09.30
キリンレモンのCM、クリエイターが意識する「誠実な二枚舌」 女優・上白石萌歌がおなじみのメロディーを歌うCMが好感度ランキング上位に入るヒットになったキリンビバレッジの「キリンレモン」。企画の狙いを聞いた前回に続き、今回は背景にある、2018年から続く広告戦略をひもとく。 -
- 第65回
- 2020.09.29
キリンレモンのテレビCM、「元気になれる」魅力を歌の力で伝える 雲1つない青空の下、女優の上白石萌歌が、「♪キリン、レモン~」とカメラ目線でCMソングを歌う。冷えたボトルを口に運ぶと、炭酸が弾けて背後に黄色い気球が上昇。爽快にジャンプしながら、「♪晴れわたろうよ~」と締めくくる……。キリンビバレッジ「キリンレモン」のCMだ。 -
- 第64回
- 2020.08.05
ポカリスエット 中高生97人のリモート撮影CM、成功の裏側 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約500人での合唱企画を断念。代わりに約100人の「リモート合唱」をCMにして話題化させた「ポカリNEO合唱」篇。今回は、このプロジェクトを成功させたクリエイターたちと制作の裏側を紹介していく。 -
- 第63回
- 2020.08.04
ポカリスエット 宮沢りえから汐谷友希まで美少女CMの分岐点 今春、約100人の中高生が自撮りで撮影をして話題となった、大塚製薬ポカリスエットの「ポカリNEO合唱」篇。今回はその裏側と、1988年の宮沢りえから2020年の汐谷友希まで、名作を生み出し続けてきたポカリスエットCMの歴史を振り返る。 -
- 第62回
- 2020.08.03
ポカリスエット コロナ禍で決まった「リモート合唱」CMの話題性 新型コロナウイルスの感染拡大は、テレビCMの企画や撮影の方法にも再考を余儀なくされた。そんな逆境の中でも、「元気をもらった」「鳥肌が立った」などの声とともに好評を博したのが、大塚製薬ポカリスエットのCM「ポカリNEO合唱」篇だ。 -
- 第61回
- 2020.07.01
UQモバイル、目的に応じて動と静、テレビとウェブを使い分ける Winkの『淋しい熱帯魚』の替え歌で三姉妹が歌い踊るCMが好感度上位に入ったUQモバイル。過去2回に続く今回は、2019年から始めたダンスシリーズや、ウェブでの展開などを紹介する。 -
- 第60回
- 2020.06.30
UQモバイル、動かない違和感でブランドを印象付ける 深田恭子、多部未華子、永野芽郁ふんする三姉妹が、Winkの『淋しい熱帯魚』の替え歌を歌い踊るUQモバイルのCMが好感度トップ10入り。今回は競合CMを踏まえた上で、三姉妹シリーズの立ち上げや、手掛けたクリエイターにスポットを当てる。