大人になり、マイカーを持ったちびまる子ちゃんを吉岡里帆を起用して描いたダイハツ「ミラ トコット」のCMが、好感度1位に輝いた(7月度業類別「自動車」部門、CM総合研究所調べ)。前編では、この「おとなまる子シリーズ」誕生の背景から制作時のこだわりまで、ヒットに至るストーリーを紹介した。後編では、ダイハツCMに人気作が多い理由や、クリエイターが注力していることなどを紹介する。

ダイハツ工業「ミラ トコット」のテレビCM「おとなまる子」シリーズ (C)さくらプロダクション/日本アニメーション
ダイハツ工業「ミラ トコット」のテレビCM「おとなまる子」シリーズ (C)さくらプロダクション/日本アニメーション

 2018年上期(1~6月)の新車販売統計(日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が7月2日に発表)によると、軽自動車の販売台数は昨年同期比2.7%増で2年連続のプラスとなっている。その中で「ブランド別販売台数」の1位に輝くのがダイハツだ。しかも、2年連続で販売台数を増加させている。これを後押ししている1つの要因が、テレビCMの好調だろう。

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