※日経エンタテインメント!2018年8月号の記事を再構成
ある時は草彅剛、またある時はザ・ドリフターズの加藤茶、仲本工事、高木ブーが、江戸時代の「こころの茶屋」へ。草彅は「大変ですよね、生きるって。傷つけたり、傷ついたり」としみじみ語り、ドリフの3人は「いつまでバカやれるのかなぁ」と年を重ねることへの不安をのぞかせる。そんな彼らが伊右衛門夫妻のお茶を飲み、心が軽くなり前を向く……。サントリー緑茶「伊右衛門」のCM「こころの茶屋」シリーズだ。

「2004年の発売以来、伊右衛門のCMは、老舗『福寿園』のお茶の品質感がもたらす硬さと、伊右衛門夫妻の愛情がもたらす柔らかさ、その緊張と緩和を両輪で描くことで、ブランドの良さを伝えてきました。去年は『227年目の革新』というブランドストーリーを伝えるCMを放送したのですが、柔らかさの部分が弱くなった。今年は緊張と緩和の世界に戻し、お茶ブランドの中で最も人の温かみを感じるCMにしたいと思いました」(サントリー食品インターナショナルの木下卓也氏)

サントリー食品インターナショナル コミュニケーションデザイン部 課長木下卓也氏 「僕は去年から伊右衛門を担当し、鈴木さんとの仕事は初めてでした。いくつか案をいただいたのですが、現代人の心のざわつきを静めるというPRポイントを端的に表せる企画だと思い、今回はこの案を採用させていただきました」
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