富士通研究所は、お客が商品を見つめる視線の動きで「関心」や「迷い」を推定し、接客業務を支援するAI(人工知能)技術を開発。その新技術を活用し、富士通と青山商事は2018年4月6日から約1カ月間、「洋服の青山 福山本店」と「洋服の青山 池袋東口総本店」で実証実験を実施した。
「洋服の青山 池袋東口総本店」で行われた実証実験の様子
マネキンの横に設置したスクリーンに、来店客の関心事に応じた個別のレコメンドを表示する。これも新たな顧客体験の一つだ(画面提供:富士通)
実証実験は、視線センサーを設置したマネキンコーナーで行った。お客がマネキンコーナーの前で立ち止まると、その視線を検知。マネキンが着用する商品を約10秒間見つめると、視線の動きから「関心のある商品」と「迷った商品」を自動で推定する。その情報を基に、特に関心のある商品の関連情報をマネキンの隣のスクリーンに表示するなど、新たな顧客体験を提供する。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー