※日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成
2018年の上半期ヒット商品を紹介しつつ、下半期のブレイク商品候補を紹介する特集の「交通」編。人口減少時代を見据え、鉄道会社の間で沿線間競争が激化。昨年から、“痛勤ラッシュ”を回避する切り札として、有料制の着席サービスを導入する路線が急増している。
なかでも、朝夕の通勤需要だけでなく、週末のレジャー需要やインバウンド需要までも取り込み、想定を上回る大成功を収めているのが京阪電気鉄道の座席指定車両「プレミアムカー」だ。2017年8月から、大阪と京都を50分余りで結ぶ特急列車に、ゆったりとした座席を設置した車両を増結。追加料金は400円か500円で、「平日は6割、土休日は8割の乗車率」(京阪電気鉄道)という。これは想定よりも3割ほど多い数値だ。ノートパソコンが置ける大型テーブルや無料Wi-Fiサービスでビジネスパーソンを獲得する一方、観光客にはきめ細かなアテンダントサービスが受けている。
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