※日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成
2018年の上半期ヒット商品を紹介しつつ、下半期のブレイク商品候補を紹介する特集の「デジタル家電」編。スマートスピーカーなど斬新な製品が次々に登場するなか、本当にヒットしているのは何なのか。
今年のデジタル家電で最も話題になったのは、間違いなくスマートスピーカーだ。17年10月にグーグルが販売を開始してから、家電量販店では目立つ所に展示されているので、購入せずとも「OK、グーグル。明日の天気は?」などと話しかけた人は多いはず。アマゾン、グーグル共に日本での販売台数を公表していないが、各種のネット調査では5〜8%の人が「スマートスピーカーをすでに所有している」と回答。アマゾンが店頭販売を開始したのは4月からで、今後まだまだ販売台数は伸びそうだ。米国ではすでに普及率が成人の2割に到達している。
スマートスピーカーの普及に合わせて、Wi-Fi対応の赤外線リモコンなど、既存の家電をネットワーク経由で操作するIoT機器の売れ行きも好調。スマートスピーカーに対応するテレビや電子レンジも発売され始めており、今後の家電は音声で操作できるのが当たり前になるかもしれない。
もう一つ、オーディオ分野で生まれたのが「ながら聴き」の市場。
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