※日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成

2018年の上半期ヒット商品を解析する特集から、インド映画『バーフバリ』のブームを分析する記事をお伝えする。観客が映画館で大合唱するほどの熱狂的人気はなぜ生まれたのだろうか。

南インド発 ハリウッドが忘れた 娯楽のみを追求した超大作

「バーフバリ ジャイホー(万歳)!」。劇場で観客が突然こう叫び出す。その声に他の観客も呼応し、大合唱に。こんな驚きの出来事が全国の劇場で起こっている。その熱狂の発生源は、インド映画『バーフバリ』だ。

 1作目の『バーフバリ 伝説誕生』が日本で封切られたのは昨年4月。8館での上映にすぎない“無名映画”だった。しかしその後、続編『バーフバリ 王の凱旋』が12月に公開されると、叫んで応援できる「絶叫上映」の様子がSNSで拡散。公開館も増え、国内興行収入は1億5000万円を突破。ロングランを続ける。

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